ジャンル | アクションアドベンチャー |
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対応機種 | NINTENDO64 |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
人数 | 1人 |
メディア | 256Mbitカートリッジ |
発売日 |
N64版 2000年4月27日 2000年10月24日 2000年11月17日 Wii(バーチャルコンソール)版 2009年4月7日 2009年5月18日 2009年4月3日 |
対象年齢 |
N64版:CERO:A(全年齢対象) 3DS版:CERO:B(12才以上対象) ESRB: E(Everyone) PEGI: 7+ OFLC: PG(Parental Guidance) |
コンテンツアイコン | Mild Violence |
売上本数 |
日本国内合計 約60万本 世界累計 約336万本 |
その他 |
メモリー拡張パック専用 振動パック対応 ドルビーサラウンド対応 |
『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』(ゼルダのでんせつ ムジュラのかめん、英題:The Legend of Zelda: Majora's Mask)は、2000年4月27日に任天堂によって発売されたNINTENDO64用アクションアドベンチャーゲーム。『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の数か月後の話であり、システムも『時のオカリナ』のものを引き継いでいる。ゼルダの伝説シリーズの1つ。略称は「ムジュラ」など。
周辺機器「メモリー拡張パック」をNINTENDO64本体に装着しないとプレイできないため、同機器を同梱したセットも発売された。第5回日本ゲーム大賞 優秀賞受賞。
2009年4月7日よりバーチャルコンソールで配信を開始した。要1200Wiiポイント。
ゲーム概要[]
舞台はハイラルとは違う次元に存在する世界タルミナで、リンクはこのパラレルワールドに迷い込んでしまう。そこは3日後には月が落ちてきて滅びてしまう世界で、リンクは「最初の日」への時間逆行を繰り返しながら、世界に広がる謎を解き明かしていく。俗に "3日間システム" とも呼ばれるこのシステムは、謎解きを(ゲーム内での)3日以内に解いてセーブ=初日に戻ることを意味し、この3日間を利用した謎解きやイベントが多い(もちろん最期の夜を過ぎたら月が地面へ落下してゲームオーバーとなる)。日本国外版、ゼルダコレクション版は、中断セーブが可能。
仮面がテーマになっている通り、今回は、仮面を着けることでリンク自身の能力を変化させ、世界に、人々に変化をもたらせる。また「滅びる運命にある世界」の通り、「死」がメインストーリーの所々に存在する。
本作の特徴は、前作『時のオカリナ』に比べると、ダンジョンの数が少ないことが挙げられる。一方で、町の住人達の作りこみが細かく、3日間の間に様々な行動をし、主人公が彼らに干渉するイベントが用意されている。
N64版とその他の相違点[]
- N64版とGC版
- ボタンの色がGCコントローラーに合わせてある
- メニュー表示にハートのかけらや仮面の個数が表示されている
- ファイル数が2となり、中断セーブができる
- デクナッツ城の豆を販売している穴の位置が違う
- ゾーラリンクで地についているとき以外、いつでもバリアできる
- グレートベイの神殿の氷の矢で回転を止めるところが、必ず水平に止まるようになっている
- ロックビルの神殿の前にスイッチがある
- 2回目以降のムービーをスキップすることができる
- グレートベイの研究所へ向かうところの段差を上ることができる
- N64版とVC版
- 一部のエフェクト(炎、衝撃など)が白抜き、半透明になっている。
- ボムチュウの点滅表現が暗くなっている。
- モンスターを倒した時の点滅が軽くなっている。
- バクダンとバクダン花と大バクダンの点火表現が白抜きになっている。
- 爆発エフェクトが白抜きになっている。
- はぐれ妖精の色が濃くなっている。
- ハートのかけらの白い部分がやや暗くなっている。
- 回転斬りの白い部分がほぼ抜いている。
ストーリー[]
リンクは、前作の旅の終わりで別れた大切な友を探して旅をしていた。エポナに乗って静かな森をさまよっていたると、突然2匹の妖精が現れてエポナを脅かし、リンクは振り落とされて気絶してしまう。そこに奇妙な仮面をかぶったスタルキッドが現れる。スタルキッドはリンクの持つ「時のオカリナ」を奪い、エポナに乗って逃走する。リンクはスタルキッドを見つけるが仮面の魔力でデクナッツの姿に変えられてしまい、またスタルキッドに逃げられてしまう。そしてリンクがたどり着いた世界はあと3日で終わる世界だった。
地理[]
リンクが迷い込んだ世界は「タルミナ」と呼ばれる世界で、クロックタウンを中心として、沼、山、海、谷といった4つの地方に分かれているが、ムジュラの仮面の影響でそれぞれの地方に異変が起きている。あと3日で月が落ちてくるため、クロックタウンの住民は様々な地方に避難しているが、実はクロックタウンだけでなく世界そのものが滅びてしまう。
- クロックタウン
- 世界の中心にある町。町の中央にはクロックタウンの象徴とも言うべき時計塔があり、東西南北のブロックに分けられている。時計塔の内部には、「ハイラル」があった世界と「タルミナ」の世界を繋ぐ異世界の入り口もある。四界の神に豊穣を祈る、年に一度の最大の祭り「刻のカーニバル」が3日後にあるが、そのカーニバルの日の夜に月が落ちると言われており、町は避難派とカーニバル決行派に分かれている状態である。
- ロマニー牧場
- 世界の南西の方角にあるミルクロードの先にある、クリミアとロマニーの姉妹が営む牧場。2人の父親が亡くなってから物騒になったらしく、嫌がらせを受けている。何者かの仕業で大岩によって入り口が塞がれている。カーニバルが近くなると牛を奪いにくるオバケがいると言われている。また、牧場の隣には、胡散臭いゴーマン兄弟が営む馬の調教場、ゴーマンズトラックがある。
- ウッドフォール地方(沼)
- 世界の南に位置する、デクナッツ族が住んでいる地方。
- 美しい森林と沼が広がっており、町からも観光客がよく来ている。しかし、ウッドフォールの神殿から毒水が流れ始めてから、水の量も増え、毒水が沼の水全体を浸食しつつあり、迂闊には近づけない危険地帯となってしまっている。
- スノーヘッド地方(山)
- 世界の北に位置する、ゴロン族が住んでいる地方。
- 少し前までは山は冬になっており、もういつ春が訪れてもおかしくないのだが、春が来るどころかスノーヘッドの神殿から吹き荒れる例年より強烈な吹雪によって異常気象に見舞われている。食料不足も問題になっており、ゴロンたちの間で深刻な状況が続いている。
- グレートベイ地方(海)
- 世界の西に位置する、ゾーラ族が住んでいる地方。
- 海では主に漁業が盛んであったが、沖のグレートベイにおかしな霧が発生してから遠くまで行けなくなり、同時に海水の温度が高くなり、魚たちもほとんど消えゾーラの卵も孵化できずにこのままでは死んでしまうという状況になっている。一方でゾーラ族のバンド「ダル・ブルー」のボーカルであるルルは、海がおかしくなってから間もなく妙な卵を産み、声を失ってしまう。後に卵を海賊に奪われてしまう。
- イカーナ地方(谷)
- 世界の東に位置する地方。
- かつてイカーナ王国が存在していたが遥か昔に滅びており、今ではその当時の人々の亡霊が住んでいると言われている不気味な場所で、町の人間もあまり近づかない。スタルキッドによってロックビルの扉が開かれてからは眠っていた亡霊たちが目覚め始め、至るところで亡霊が徘徊するという、まさに「死者の国」と呼ぶに相応しい場所となってしまった。
主な武器・道具[]
- コキリの剣
- 最初から持っている剣。ハイラルに住むコキリ族に伝わるものを借りている。『時のオカリナ』の時とデザインが異なる。攻撃力が低くリーチも短い。
- フェザーソード
- コキリの剣を鍛冶屋で鍛えた剣。攻撃力が少し高くなる。100回使うと刃こぼれしてコキリの剣に戻ってしまう。また、最初の朝に戻った場合もコキリの剣に戻る。
- 金剛の剣
- フェザーソードと砂金入りのビンを鍛冶屋に預けると作ってもらえる。こちらは刃こぼれせず、また最初の朝に戻ってもそのままの状態が維持される。高い攻撃力と長いリーチを持つ。
- 勇者の盾
- 最初から持っている盾。ハイリアの盾と似ているが、子供のリンクに会わせてダウンサイジングされており、デザインも梟のようなものが描かれている。
- ミラーシールド
- 光を反射する盾。時のオカリナでは星と月(時のオカリナGC、GC裏、後期64では「ゲルド」のマーク)が描かれていたが、本作では不気味(異様)な顔のデザインとなっている。
- デクの実
- 敵を一定時間麻痺させることが出来る道具。デクナッツリンクも使用することができ、空中飛行時は真下にデクの実の爆撃が可能で、こちらは直接ダメージを与える。
- デクの棒
- 高い攻撃力と長いリーチを持つが、敵や障害物を一度殴ると折れてしまう。火をつけることもできる。
- 勇者の弓
- 合計4種の矢が撃てる聖なる弓。ウッドフォールの神殿で入手できる。小さいので、こどもリンクでも射ることが可能。
- 炎の矢
- スノーヘッドの神殿で手に入る、燃え盛る矢。氷を溶かしたり、燭台に火をつけることができる。
- 氷の矢
- グレートベイの神殿で手に入る、凍てつく矢。ある一定の敵や、水面を凍らせて足場にすることができる。
- 光の矢
- ロックビルの神殿で手に入る、聖なる矢。邪を打ち払うことができたり、太陽の紋章に光を宿すことができる。
- フックショット
- 海賊の砦で手に入る。木や的など刺さる場所をポイントして撃つとその位置まで引っ張ってくれる。今回はロングフックは無いが、ロングフックとほぼ同等の長さを持つ。デザインは前作から大幅に変更されている。会話の中では、フックショットはグレートベイの漁師が拾ったもので漁業に利用していたらしく、後に海賊が奪い取った。
- バクダン
- 取り出すと数秒後に爆発する。足元において離れたり、遠くに投げつけて使う。ヒビのはいった壁などを壊すことができる。
- ボムチュウ
- ネズミを模した自走式の爆弾。一定時間後に爆発するが、走っている間に障害物に接触するとそこで爆発する。タルミナ平原東部からイカーナ地方にかけて生息する同名のモンスターを元に作られたが、本物とはあまり似ていない。
- 大バクダン
- 取り出すと数秒後に爆発する、ゴロン族専用のバクダン。バクダンでは壊せない巨大な岩、ひびの入った大きな床を壊すことが可能。扱うためにはゴロンの里の試験をクリアしなくてはならず、また非常に危険な商品であるため1個しか持ち歩くことができない。ゴロンリンクの時のみバクダン屋にいるゴロン族かゴロンの里で買うことができる。
- 時のオカリナ
- かつてゼルダ姫にもらった思い出の品。スタルキッドに奪われるが、時計台で取り返せる。曲を吹き様々な効果をもたらすことができる最重要アイテム。
- まことのメガネ
- ゴロンの里の見えない足場を渡り、その先のほこら内で入手。かけることで見えない敵や宝箱などが見えるようになる不思議な虫眼鏡。かけている間は魔力を消費する。
- あきビン
- 様々なものを入れて持ち歩くことのできる入れ物(一見詰められないようなものも詰めることができる)。前作よりも持てる数が増え、最大で6個まで手に入る。
- 写し絵の箱
- ボートクルーズで使用される写真を撮ることができるカメラのような物。撮っておけるのは1枚だけだが、何度でも撮り直す事ができる。殆どの場所で撮影可能だが、沼で撮った写真でないと沼の観光ガイドのおじさんは評価してくれない。
- 大妖精の剣
- 条件を満たすと大妖精からもらえる、刀身に黒バラの刻まれた両手持ちの大剣(前作でいう巨人のナイフやダイゴロン刀のような物)。両手持ちであるため防御が出来ず持ったまま走ると少し小回りが利かなくなるが、威力は金剛の剣を上回る。Cボタンアイテム扱いで、通常剣と併用できる。
- ちなみに回転切りはコマンド入力でのみ使用可能。青バブルに呪われていても使える。
ビンに入れるアイテム[]
ビンに入れるアイテムのほとんどはマニ屋で売ることができるが、デク姫とタツノオトシゴだけは売ることができない。ちなみにゾーラのタマゴを1個でもマニ屋に売ってしまうと、もうそのプレイでは潮騒のボサノバを覚えることができなくなってしまうので注意(無論、「時の歌」でセーブして最初の朝に戻れば問題はない)。括弧内はマニ屋に売った時の値段。
- 泉の水(20)
- 泉からタダで手に入る。魔法のマメを植えた場所で使うと効果がある。
- 温泉のお湯(20)
- スノーヘッド地方にある温泉からタダで手に入る。各地の氷を溶かすことができるが、一定時間経つと冷めて泉の水になってしまう。
- 赤いクスリ / 緑のクスリ / 青いクスリ(どれも20)
- 町の雑貨屋や沼地の薬屋で買える薬。赤、緑、青の3種類があり、赤はライフを全回復、緑は魔力を全回復、青はどちらも全回復。前作にも同名で登場している。
- 妖精(20)
- 壺などを叩き割ったりすると出てきてビンに入れて持ち歩ける。性能は前作と同じで、ビンに入れておくとライフが無くなってゲームオーバーになった時ライフをある程度回復して復活させてくれる。
- ミルク(20)
- 新鮮な牛乳。前作のロンロン牛乳と性質は同じで、飲むとハートを5つ回復する。ミルクバーで購入できるが、牛にエポナの歌を聞かせるとタダでもらえる。2回に分けて飲むことができる。
- シャトー・ロマーニ(200)
- ロマニー牧場の牛のミルクからしか作れないビンテージミルク。ミルクバーでのみ購入可能。飲むと体力・魔力が全回復するほか、魔力ゲージが青色に輝くようになり、魔力が無限になる。効果はセーブするかゲームオーバーになるまで有効。シナリオの進め方によってバーテンの台詞が「今日はお勧めできない」「今日はいいミルクが入っている」等変化する場合があるが、性質に変化は無い。
- ムシ(20)
- 隠し穴やナベカマ亭などで手に入れる。井戸の中にいるギブドにあげるか、クモ館にあるマメまきポイントに放すことで黄金のスタルチュラをおびき出すのに使う。前作にも登場しているが性質に違いは無い。売った時の値段が前作より下がっている(前作では50ルピー)。
- ゾーラのタマゴ(20)
- 海賊の砦とトンガリ岩で手に入れる。潮騒のボサノバを覚えるのに必要。売れるが、ストーリーが進めなくなってしまう。全部で7つある。
- サカナ(20)
- 隠し穴やナベカマ亭などで手に入れる。海洋研究所の巨大な魚に餌としてあげるか、井戸の中にいるギブドにあげるのに使う。前作にも登場しているが、ムシと同様前作より売った時の値段が下がっている(前作では100ルピー)。
- ポウ(50)
- 各地にいるポウを倒して入手。前作と性能は同じで、飲むとライフが減るか回復する。前作より売った時の値段が上がっている(前作では10ルピー)。
- ビッグポウ(200)
- 特定の場所にいるビッグポウを倒して入手。ポウと違って飲むことはできず、特定の場所でしか使うことができない。マニ屋で高値で売るか、井戸の中にいるギブドにあげるのに使う。ポウ同様、前作より売った時の値段が格段に上がっている(前作では50ルピー)。
- デク姫(×)
- ウッドフォールの神殿に捕らわれているデク姫を回収することで入手。デクナッツの城で事件を解決させるのに必要。デクナッツ城でしか使うことができない上、マニ屋に売ることもできない。
- 魔法のキノコ(5)
- 不思議の森、各地の隠し穴などで入手。手に入れるにはブーさんのお面が必要。沼地の薬屋に持っていけば青いクスリの材料になり、お礼として青いクスリを1回だけタダでもらえる。
- 砂金(200)
- 山里が春になったときに開かれるゴロンレースで1位になれば手に入る。フェザーソードを金剛の剣にするのに必要。金剛の剣入手後は、山里の鍛冶屋に持っていけば買い取ってもらえるが、マニ屋で売った方が高値で売れる(山里の鍛冶屋では40ルピーでしか買い取ってくれない)。
- タツノオトシゴ(×)
- グレートベイにある漁師の家で入手。1度入手すると、トンガリ岩付近でしか放すことはできないが、そこで放せば奥まで道案内をしてくれる(この時、ビンが2つ以下しかない場合はトンガリ岩と海洋研究所を2回往復しなければならないが、2回目はタツノオトシゴがないので自力で行くことになる)。マニ屋に売ることはできない。
仮面・お面[]
いずれも不思議な力を秘めており、冒険はこれらを駆使して謎を解いていく。「仮面」は別の姿に変身することができ、「お面」は変身こそしないが特殊な効果を発揮する、という違いがある。また、特定の仮面・お面でリアクションや態度が変わる人物・モンスターが存在し、中にはすべての仮面・お面に対するリアクションが用意されているキャラクターもいる。これは地味ながらこのゲームを攻略する上では重要になってくる。
仮面[]
- デクナッツの仮面
- プロローグでスタルキッドにより強引に変化させられたデクナッツの姿だが、オカリナを取り戻し、呪いが解けた後は自分の意志で変身できるようになる。デクナッツの城の執事の息子に良く似ているらしく、冒頭の洞窟には彼のなれの果てらしき奇妙な木がある。
- 小柄な体を回転させて全方向に攻撃が可能。植物としての性質を持つため炎には弱いが、水の上を5歩だけ飛び跳ねたり、魔力を消費してシャボン玉を発射することができる。また地面の「デク花」に潜り込み、大ジャンプ及び短時間の飛行が行える。楽器はラッパ(通称デクラッパ)。小さいので街の住人からは幼児と見られることが多く、犬からは嫌われ攻撃を受ける。体が小さすぎるためエポナに乗ることはできない。
- ゴロンの仮面
- ゴロン族の英雄、ダルマーニ3世の魂をいやすことで手に入る仮面。
- ゴロンの巨体を生かしたパンチやプレスは強力。炎に強く、溶岩の上を歩いてもダメージを受けない。ただし体が重くて沈んでしまうため水には弱い。また歩行の移動スピードも遅く、攻撃動作も隙が大きい。転がりダッシュはある程度のスピードがつくと、爆発的なスピードを出す。この際、魔力を消費して全身からトゲが生え攻撃力が発生する。楽器はコンガ。大きいので街の住人からは大人と見られることが多く、犬からは怖がられ逃げられてしまう。また、とあるお店では料金が最高になる。ダルマーニ3世が元になっているので、ゴロンリンクの姿はダルマーニ3世と瓜二つであり、ゴロンたちからは彼と勘違いされる。体が重いためエポナに乗ることはできない。
- ゾーラの仮面
- ゾーラ族の人気バンド「ダル・ブルー」のギタリスト、ミカウの魂をいやすことで手に入る仮面。
- 水中を自在に泳いだり、水底を歩くことができる。水中、地上を問わず魔力を消費して電流のバリアを張れる。歩行時は両腕のヒレを飛ばすブーメラン攻撃も可能。多彩な格闘攻撃をこなすことができるが、コキリの剣以上に射程が短い。弱点は炎と氷。楽器はギター。背が高いので街の住人からは大人と見られることが多く、犬からは妙に懐かれる。また、とあるお店では料金が最安になる。ミカウが元になっているのでゾーラリンクの姿はミカウと瓜二つであり、ゾーラたちからは彼と勘違いされる。体がヌルヌルして滑るためエポナに乗ることはできない。
- 巨人の仮面
- ロックビルの神殿で手に入る仮面。
- かぶると体が巨大化し、巨大化している間は常に魔力を消費する。通常の仮面とは違って常にかぶることはできず、特定のボス戦でしか使えない。
- 鬼神の仮面(声優:檜山修之)
- 「鬼ごっこ」という遊びの鬼の象徴としてムジュラの仮面を着けた子供から手渡される仮面。
- かぶると鬼神リンクになる。外見は『時のオカリナ』のおとなリンクが白い服を着たような姿(身長はおとなリンクより高いが、巨人の仮面使用時のリンクよりは小さい)で、「8」の字を描いたような奇妙な刀身の両手剣を常に構える。注目状態で剣を振ると魔力を消費して光線(剣ビーム)が撃てる。この光線を連射するだけでラストボスさえ瞬殺可能なほど強力なため、使えるのは各ダンジョンのボス部屋内に限られている。また、Cボタンでは「鬼神の仮面」「空きビン系統のアイテム」しか使えない。
お面[]
- ポストハット
- ポストマンがかぶっている帽子。クロックタウンに点在する三角ポストの中身を覗くことができる。
- 夜更かしのお面
- マニ屋で売られる、どれほど眠くても眠れなくなるお面。巨人のサイフがないと買えないほど高価。元々は拷問道具らしい。うっかり眠くなるほど長い話を最後まで聞くために必要。
- バクレツのお面
- 自爆できるようになるお面で、爆弾と同じ効果があるが、爆弾と違い泳いでる時にも使える。自爆するたびに体力が減るが、盾を構えた状態で自爆すれば体力は減らない。一度自爆すると、連続で自爆することはできず、マップを切り替えるか一定時間経たなければならない。
- 石コロのお面
- 周囲の景色に溶け込み、存在感が薄くなるお面。人間の見張りや特定の敵に気付かれずに行動することができる。一部の敵、見張りには無効。
- 大妖精のお面
- 大妖精を模したお面。はぐれ妖精がいる部屋では音が鳴り髪が揺れて反応し、自由に動き回るはぐれ妖精を引き寄せることができる。
- キータンのお面
- 愛らしい狐のお面。特定の場所の草を切ると、隠れているキータンを見つけることができる。
- ブレー面
- 鳥の顔を模した、動物のリーダーがかぶっていたお面。かぶるとマーチを奏でられるようになり、動物と一緒に行進できる。Bボタンを押している間だけ、マーチを奏でることができ、そのまま歩けば行進できる。
- ウサギずきん
- つぶらな瞳に長い耳の黄色いずきん。野生の力によって移動速度とジャンプの飛距離が向上、聴覚も敏感になる。前作にも登場したが、これといった効果はなかった。
- ゲーロのお面
- 蛙のお面。合唱団を率いるドン・ゲーロというカエルによく似ているらしく、被っているとカエルと話せるようになる。
- ブーさんのお面
- 牙の生えた豚のお面。嗅覚が敏感になり、不思議な茸を探し出すことができるようになる。トイレやパンツからも臭いが出てくる。
- ロマーニのお面
- 牛のお面。ミルクバー・ラッテの会員証で、営業時間に入店するために必要。店内でも着用しないと買い物ができない。
- 座長のお面
- ゴーマン一座を率いるゴーマン座長のお面。ゴーマン一族ゆかりの人物の反応が変化する。常に涙を流している。
- カーフェイのお面
- 行方不明の青年、カーフェイのお面。かぶって会話すると、カーフェイの手がかりが聞き出せる。
- まことのお面
- 真実を見抜くというお面屋曰く、「便利なようで恐ろしい」お面。かぶると動物の心が読めるほか、同じ模様の刻まれた「ゴシップストーン」から情報を引き出せる。
- カマロのお面
- 舞踏家カマロの顔を模したお面。カマロが編み出した奇妙なダンスが踊れるようになる。
- ギブドのお面
- ミイラのモンスター、ギブドのお面。本物のギブドも仲間と間違えるほどに似ていて、これをつけている間はギブドからは攻撃を受けず、会話ができる。リーデッドもクルクル踊りだす。
- ガロのお面
- イカーナ渓谷に生きた忍者の頭領を模したお面。イカーナ渓谷の各所に隠れているガロをおびき出せる。ガロを見つけた場合、戦闘開始する。倒せばイカーナ一帯の攻略のヒントを語ってくれる。リーデッドもクルクル踊りだす。
- 隊長のボウシ
- 巨大なガイコツ、スタル・キータ隊長の証。スタル・キータの部下であるスタルベビー達に命令を下せるようになる。リーデッドもクルクル踊りだす。
- めおとの面
- 婚礼を見届けた証となるお面。人の心を和ませる力がある。手に入れるのが非常に困難で、お面屋に見せると「苦労したでしょ」と言われる。
メインキャラクター[]
タルミナの登場人物は、前作『時のオカリナ』のハイラルの登場人物にそっくりな人が多い。
- リンク (Link)(声優:瀧本富士子)
- 本作の主人公。プレイ開始時に好きな名前を登録することができる。
- 冒険の終わりで別れたかけがえのない友人を捜す旅の途中、仮面を被ったスタルキッドに「時のオカリナ」とエポナを奪われてしまい、追っていったところタルミナという異世界に迷い込む。3日後に月が落下して滅亡するというタルミナの運命を変えるため、3日間という時間を繰り返しながらタルミナを冒険することになる。
- ゼルダ姫 (Princess Zelda)
- 本作では、回想シーンのみでの登場。リンクに「時のオカリナ」を渡した人物。
- スタルキッド (Skullkid)
- 奇怪な仮面をつけ、突然リンクの前に姿を現した子鬼。チャットとトレイルという2匹の妖精を連れている。
- 彼に奪われた時のオカリナを取り返すことが、序盤でのリンクの冒険の目的となる。
- チャット (Tatl)
- リンクの冒険のサポートをしてくれる黄色い妖精。気が強い女の子だが、弟思いな一面もある。
- 物語の序盤で弟のトレイルとはぐれてしまい、スタルキッドを探すためリンクに協力し相棒となる。
- Z注目中に敵のデータを教えるときは、前作『時のオカリナ』に登場した敵の場合「○○も知らないの?」と、通常とは若干違った口調になる(今作初登場の敵の場合は「○○よ!」と教える)。
- トレイル (Tael)
- 紫の気の弱い妖精。物語の序盤で姉のチャットと離れ離れになってしまい、以降はスタルキッドと行動を共にしている。
- 沼・山・海・谷にいる4人の人物を連れてきてほしいという彼の言葉を手掛かりに、リンクとチャットは冒険に出かけることとなる。
- チンクル (Tingle)
- 自分を妖精の生まれ変わりだと信じてやまない35歳独身の男。緑色の全身タイツに赤いパンツという奇妙な風貌で地図を売っており、普段は赤い風船で空中に浮いている。沼地には彼の父親がボートクルーズを営んでおり、彼の行動に頭を悩ませている。
- エポナ (Epona)
- リンクの愛馬。スタルキッドに奪われてからはリンクと逸れてしまうが、ロマニー牧場で再会する。リンクが仮面で変身した状態では、様々な理由から乗ることができない。
- ムジュラの仮面 (Majora's Mask)
- 邪悪な力を秘めた、古代の呪われた仮面で、本作の元凶。月は全てを滅ぼそうとするムジュラの仮面の意志そのものである。
- しあわせのお面屋 (Happy Mask Salesman)
- ムジュラの仮面の元の持ち主。スタルキッドに襲われて仮面を奪われてしまい、リンクに仮面を奪い返すよう依頼してくる。穏やかな物腰で笑顔を絶やさない、得体の知れない人物。しかし、リンクが仮面を取り戻していないと知るや、怒りの表情を見せる時もある。お面をつけた状態で話すと、そのお面を解説する。
- 前作に登場したハイラル城下町のお面屋と瓜二つだが、同一人物かは不明。
- 四巨人 (Four Guardians)
- 沼・山・海・谷に棲む4人の巨人。それぞれの地方の平穏を保っている守り神である。月の落下を阻止できる唯一の存在だが、ムジュラの仮面をつけたスタルキッドによって4人とも封印された状態にある。
サブキャラクター[]
クロックタウンの住人[]
ゲーム内に流れる3日間の変化に伴い、最初の朝から最期の日の夜にかけて月が落下する最後の1秒まで、住民はそれぞれの行動をとっている。住民とのイベントは主に「お面」を入手するイベントとなる。
- ボンバーズ
- クロックタウンを仕切っている子供たち。全員が前作に登場した墓地の子供と似ている。赤いバンダナをしたジムがリーダーである。仲間には「ボンバーズ団員手帳」が配布される。この団員手帳にはクロックタウンの人々が重要な「行動」を起こす時間帯が記録されている。
- アンジュ
- クロックタウンの宿屋「ナベカマ亭」の看板娘。性格は少々そそっかしく、料理の腕はあまりよくないようである。刻のカーニバルの日に結婚を控えているが、結婚相手であるカーフェイは一ヶ月ほど前から失踪している。
- 前作のニワトリ姉さんと瓜二つ。
- アンジュのおばあさん
- アンジュの祖母。リンクのことをトータス(アンジュの父親)と勘違いして本を読み聞かせてくれるが、とても長いので途中で寝てしまう。アンジュのこともトータスと勘違いして、まだ食べていない昼飯を食べたと言い張るなど、ボケているようにも見えるが、こちらは実は演技であり、あまりにもまずいアンジュの料理を食べないようにしている。
- 前作のクスリ屋のオババと瓜二つ。
- カーフェイ
- クロックタウンの町長の息子。3日後にアンジュとの結婚を控えているが、リンクがタルミナに来る一ヶ月前に行方不明になっている。
- 実はスタルキッドによって子供の姿に変えられてしまい、更にスリのサコンに婚礼のお面を盗まれてしまった。お面を取り返す為に、アンジュにも家族にも何も言わずに失踪し、マニ屋に匿われていた。普段は顔を隠すためにキータンのお面をかぶっている。
- サブイベントではカーフェイを操作することが可能。
- ドトール氏
- クロックタウンの町長でカーフェイの父親。どこか頼りなく優柔不断な性格。月の落下が近づく中で避難派とカーニバル決行派に挟まれて、日々収拾のつきそうにないの会議を行って頭を痛めている。アンジュのおばあさんの話からして、子供のころはいじめられっ子だったようである。
- アロマ夫人
- 町長婦人でカーフェイの母親。行方不明になった息子のカーフェイが心配で、捜索のために「カーフェイのお面」を配っている。バー「ラッテ」の常連らしい。
- ムトー
- カーニバルのやぐらを建設する大工の親方で、カーニバル実行委員のリーダー格。伝統としきたりに従い、意地でもカーニバルを成功させようとする。トドール市長の部屋で二日にわたり会議をしている。最終的にカーニバルは続行になるが、弟子たちが逃げ出してしまう。
- 前作の大工の親方と瓜二つ。
- バイセン
- クロックタウンの自警団である町兵たちの隊長。市民の安全を重視し、カーニバルの中止と全住民への避難勧告を訴え、トドール市長の部屋で二日にわたり会議をしている。ムトーとは反りが合わない。
- トト
- ダル・ブルーのマネージャーである、ゾーラ族の小柄な男性前作のキングゾーラを小さくしたような姿。カーニバルのダル・ブルーの公演がキャンセルになってしまったことで落ち込んでいる。
- ゴーマン一座
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- ゴーマン座長
- ゴーマン兄弟の次男。先代のダル・ブルーのボーカル(ルルの母親)の歌声に憧れたことがきっかけで芸能の道に入る。今回のカーニバルでダル・ブルーを公演させるはずだったが、グレートベイの異変によってルルが声を失ったことで予定が取り消されてしまい、部下にもそれを伝えられず、ヤケになってしまう。
- 前作の牧場を乗っ取った際のインゴーと瓜二つ。
- ローザ姉妹
- 名前はジュドとマリラ。ゴーマン一座の踊り子姉妹だが、カーニバルで披露する踊りのステップが未だに浮かばず、スランプ状態である。
- グル・グルさん
- ゴーマン一座の音楽係。常に大きな手回し式蓄音機を担いで演奏している。作曲の上がりがかなり遅いらしい。
- その昔、動物楽団に所属していたが、犬がリーダーだということが気に入らず、リーダーのお面を盗んだことがある。
- 前作の風車小屋の男と瓜二つであり、演奏している曲が嵐の歌というのも共通である。
- アオとアカ
- ゴーマン一座のジャグリング担当の二人組みのオヤジ。名前の通りそれぞれ青、赤の服を着ており、前作の城下町(大人ではカカリコ村)にいる男達と瓜二つであるが、今作では両者共オカマ口調で話す。
- マニ屋のおじさん
- 夜にしか開かない怪しげな店「マニ屋」の店主。実は日中は隣の店で雑貨屋を経営している。盗品のほとんどはマニ屋に流れるらしく、リンクが剣や空瓶を盗まれた場合もここに売られている。ドトール市長の悪友であり、カーフェイの協力者でもある。
- 前作の釣り堀の経営者と瓜二つ。
- 剣道場の先生
- クロックタウン西に道場を構えて剣術を教えている先生。教授内容には初級者コースと上級者コースがあるが、上級者コースをクリアされると機嫌が悪くなる。以外に臆病。
- 前作の砂漠のボムチュウ売りの商人と瓜二つだが、喋り方は異なる。
- 銀行屋
- クロックタウンで銀行を営業している男。リンクのお金を預かってくれる。利用者のことは腕に書いた目に見えないインクで判断しているため、預金は時を戻してもそのまま持ち越されることになる。
- ポストマン
- クロックタウンの郵便配達員の青年。真面目すぎる性格で、仕事はいつもスケジュール通りにこなしている。
- 月の落下が近づく中で真面目すぎる性格が災いし、避難したい気持ちと次のスケジュールの間で気持ちは揺れ動く。
- 前作のマラソンマンと瓜二つ。
- バクダン屋
- クロックタウン西にあるバクダン屋の店長。母親思いである。
- 前作のハイラル城下町のボムチュウ屋と瓜二つ。
- バクダン屋のおふくろさん
- バクダン屋の店長の母親。店長からは「ママ」と呼ばれている。「大きなボム袋」の入荷中にスリのサコンに襲われ、荷物を盗られてしまう。助けることも可能。
- シカシ
- ボンバーズのアジトでもある天文観測所の学者。月の異変にいち早く気づいており、不吉な予感を危惧している。
- カカシ
- 雑貨屋と天文観測所にいるナイスな楽器を求めて、さすらう小粋な案山子。英語交じりで話す。踊って貰うことで、時間を進めることができる。また、録音案山子の歌を覚えさせることで、特定の場所で奏でるとどこからともなく現れるようになる。
- ??
- ナベカマ亭の便所に出現する謎の手。ボンバーズ団員手帳にも「??」の名前で登録される。毎日午前0時から午前6時まで出現する。紙を欲しがっている。
- カマロ
- タルミナ平原北のキノコ岩の上で毎日午前0時にあらわれるカリスマダンサーの幽霊。新作ステップを世に残せなかった未練で成仏できずに、踊り続けている。「いやしの歌」を聞かせると、リンクにステップを伝授して「カマロのお面」を渡し、成仏する。
ミルクロードの住人[]
- ロマニー
- ロマニー牧場の次期当主。冒頭でリンクと離れ離れになってしまったエポナを保護している。リンクのことを服の色から「バッタ君」と呼ぶ。
- 1日目の真夜中に牛を盗みにくるオバケを退治するために弓の稽古をしており、そのための助っ人をリンクに依頼する。
- 前作の子供時代のマロンと瓜二つ。
- クリミア
- ロマニー牧場の現当主。ロマニーの姉。父親が亡くなってから周りが物騒になったことを気にかけているが、ロマニーのオバケの話は信じていない。
- ナベかま亭の娘であるアンジュとは友人関係である。クロックタウン町長の息子であるカーフェイに密かに思いを寄せているらしい。
- 前作の大人時代のマロンと瓜二つ。
- ゴーマン兄弟
- ロマニー牧場のとなりで馬の調教場ゴーマンズトラックを営業する胡散臭い兄弟。水で薄めたミルクを売ったり、ロマニー牧場に嫌がらせをしたりと悪事を働いている。クロックタウンのゴーマン座長はちょうど三兄弟の次男にあたる。
- 二人とも前作の働いている際のインゴーと瓜二つ。
- ナデクロさん
- コッコの世話をしている飼育係の青年。月が落ちることを知り、雛たちを一人前にできなかったことを心残りにしている。
- 前作の大工の親方の息子と瓜二つ。
- ママム・ヤン
- 牧場でドッグレースを開催しているおばさん。
- 前作のリチャード(犬)の飼い主の女性と瓜二つ。
沼地の住人[]
ウッドフォールのわき水に囲まれた城にはデクナッツ族が住んでおり、他の部族の出入りを禁止している。
- デク王
- デクナッツ族の王。頑固な性格で、娘の姫君に関しては非常に心配性である。早合点で猿を姫の誘拐犯だと勘違いし捕らえてお仕置きしようとするが、後にリンクに救出された姫によって制裁を下される。
- デク姫
- デクナッツ族の姫。毒水の元凶を調べるために猿と共にウッドフォールの神殿に向うが、オドルワにとらわれてしまう。少々お転婆で、オドルワを倒したリンクに救出され城に戻ると、勘違いで猿にお仕置きをした父親に制裁を下す。
- 何故か小さくなってビンに入ることが可能。
- 執事
- デクナッツ族の執事。息子が現在行方不明で、デクナッツリンクに息子の面影を感じている。
- 猿
- 迷いの森でリンクの道案内をしてくれる白い猿。彼らの兄弟の1匹がデクナッツ族に捕まり、姫の誘拐犯だと勘違いされている。救出にきたリンクに神殿に入るために必要な「目覚めのソナタ」を教える。
- コウメ
- 沼地の観光ガイドでボートクルーズを開いている魔法使いのお婆さん。不思議の森でキノコ狩りに来ていたところをスタルキッドに襲われ、動けないでいたところをリンクに救われる。前作に同名のボスがいたが、関連性は不明。
- コタケ
- クスリ屋を開いている魔法使いのお婆さんで、コウメの双子。なかなか帰ってこないコウメが心配になり、2日目以降は不思議の森でコウメを捜している。コウメ同様、前作に同名のボスがいたが、やはり関連性は不明。
- ケポラ・ゲボラ
- リンクを導く謎のフクロウ。タルミナの運命を変える者を待ち望み、リンクがその運命を変えるであろうと悟る。リンクの事を「妖精の子」と呼び、ワープ手段である「大翼の歌」を授ける。本作では「ケポラ・ゲボラ」という名称は登場せず、ダルマーニ3世からは「大翼のダンナ」と呼ばれた。この世界の住人で唯一、時の歌の影響を受けない。
山里の住人[]
雪山に囲まれたスノーヘッド付近の洞窟にはゴロン族が住んでいる。
- ダルマーニ3世
- ゴロン族の英雄。前作のダルニアと似ている。異常気象を止めるためにスノーヘッドの神殿へむかうが、途中の猛吹雪でがけから転落し、無念の死を遂げた。異常気象に苦しむ同胞への思いゆえに成仏できず、幽霊となってゴロン族を救ってくれる勇者を待っている。その魂はリンクの「いやしの歌」によって救われ、彼に全てを託しゴロンの仮面となった。
- 長老
- ゴロン族の長老。ダルマーニ3世亡き後、異常気象を何とかするためにゴロンの里を出て行ったきり行方不明になり、雪玉の中で凍っている。彼を助けると、リンクに「ゴロンのララバイ」を教えようとするのだが、曲を思い出せず「半分だけの子守歌」を教えてくれる。
- 長老の息子
- 長老がいなくなってからというもの毎日泣いているゴロン族の子供。異常気象で外に出る訳にもいかないゴロン族たちは、彼の強烈な泣き声に日々頭を痛めている。
- ダイゴロン
- スノーヘッドの神殿を守る存在であったが、異常気象と同時期に行方不明になっている。実はスタルキッドに操られ、透明になって(まことのメガネを使えば見える)スノーヘッドの神殿で異常気象の元凶である吹雪を起こしている。
- チュウゴロン
- ダイゴロンの弟。ゴロンの里でゴロン専用の爆弾「大バクダン」の職人をしている。
- ズボラとガボラ
- 山里に住む鍛冶屋の二人組。ズボラは客の対応をするひげ面の男。ガボラは唸り声をあげる大男で、作業はもっぱらガボラがしている。寒さで炉が凍ってしまい商売を中断しているが、炉が解けると、商売を再開する。外見や言動からは胡散臭さが感じられるが、鍛冶屋としての腕前は一流である。
- リンク(プレイヤーの付けた名前により変動)
- 観光でクロックタウンを訪れた、リンクと同名のゴロン族。ナベかま亭に予約を入れていたが、プレイヤーの行動次第では泊めてもらえず、ナベかま亭の軒下で野宿することになる。
グレートベイ周辺の住人[]
水と共に生きる種族であるゾーラ族が住んでいる。そのゾーラ族によって結成されたバンド「ダル・ブルー」は種族の垣根を越えた人気を誇っている。
- バンド「ダル・ブルー」
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- ミカウ
- 「ダル・ブルー」のギタリスト。ゾーラ族の勇者の血を引いている。卵を産み、声を失ったルルを助けるため海賊の奪っていった卵を取り戻しに行くが、返り討ちにあい瀕死の重傷を負う。海で力尽きて漂流していたところをリンクによって救助されるが既に絶命寸前で、最後の力でそれまでの経緯を熱唱し力尽きる。彼の無念はリンクの「いやしの歌」によって癒され、その魂はゾーラの仮面となった。海岸にはリンクによって彼の墓が作られている。
- ルル
- 「ダル・ブルー」のボーカル。前作の大人時代のルトと似ている。グレートベイにおかしな霧が発生した直後に7つの卵を産み、声を失ってしまった。7つの卵は海賊たちに奪われてしまい、単身追って行ったミカウのことを案じてゾーラの岬で独りたたずんでいる。前作のルトに似ているが、こちらは服を着ている。
- 実はグレートベイを守ってきた一族の末裔で、グレートベイの異変に伴って彼女にも異変が起きていた。
- ジャパス
- 「ダル・ブルー」のベーシスト。クールな性格だが、少し口が悪い。エバンに内緒でミカウと一緒によくセッションをしており、ミカウの日記には彼とのセッションで弾いたギターフレーズが書かれている。
- エバン
- 「ダル・ブルー」のキーボーディスト兼リーダー。メンバーの中で一番プライドが高く、ミカウとジャパスが内緒で曲を作ることを快く思っていない。
- ディジョ
- 「ダル・ブルー」のドラマーで、肥満体のゾーラ。ルルの秘密を知っている。ミカウのルームメイト。ミカウの留守中に彼の部屋への梯子を壊してしまう。
- 漁師
- グレートベイで30年間、漁をしている漁師。ここ最近海の水が暖かくなり、漁獲量が減って困っている。神殿クリア後は、新しい商売としてミニゲームを始める。女海賊が好きらしい。
- 前作の宝箱屋の店主と瓜二つ。
- タツノオトシゴ
- トンガリ岩に住んでいた金色の魚。トンガリ岩に生息する海蛇・ディープパイソンに友達(恋人)を捕らえられ、途方に暮れていた所を漁師に捕まえられていた。リンクに助けられ、恩返しにトンガリ岩へ案内する。
- 博士
- グレートベイの海洋研究所の所長。前作のみずうみ博士と瓜二つ。ルルの卵が来るの待っているが、なかなか来ないため心配している。
- 他に実験で魚の養殖もやっている。
- アベール
- グレートベイを根城にするゲルドの女海賊。前作のナボールと似ている。宝のためなら手段を選ばない冷酷な女性で、部下に対しては飴と鞭を使い分ける。
- 宝が眠るグレートベイの神殿への手掛かりとしてルルが生んだ7つの卵を奪ったが、帰る途中で3つの卵を海ヘビに取られてしまい、部下たちに捜させている。彼女を含めた海賊たちは、全員蜂が苦手である。
- 亀
- 島となってゾーラの岬で眠りについていた巨大な亀。ルルの卵から生まれた稚魚たちが教えた「潮騒のボサノバ」によって目覚める。目覚めた後はリンクをグレートベイの神殿に導いてくれる。海で起きたことは全てお見通しらしく、ミカウの姿をしたリンクにも気づいていた。
イカーナ地方の住人[]
ロックビルの門が開かれてから、いたるところで亡霊たちが徘徊するようになった。
- シロウくん
- イカーナへの道で傷つき、何年も助けを求めている哀れな兵士。「まことのメガネ」を使わなければ姿が見えないほど影が薄い。
- ダンペイ
- 恐ろしげな顔をしたイカーナの墓場の墓守り。コウモリと幽霊が怖いらしい。サブイベントでは、実際には墓荒らしを行っていたことがわかる。
- 前作にも同名かつ瓜二つの人物が登場している。
- サコン
- にこやかな表情と独特の歩き方が特徴のスリで、カーフェイの婚礼のお面を奪った張本人。イカーナ村の出身だが、渓谷の上に亡霊が出現するようになってからはアジトを川下の近くに移動させている。夜にはクロックタウンで待ち伏せてバクダン屋のおふくろさんの大きなボム袋を奪って逃亡する。
- 前作では子供時代の城下町で、風呂敷を背中に背負って「あーいそがし、いそがし」と言いながら走り回っていた人。
- パメラ
- 丘の上のオルゴールハウスに父親と住んでいる少女。呪いによりギブド化した父を元に戻そうとけなげに頑張っていた。一定時間待つか家のドアの前で爆弾を起爆させると外に出てくる。亡霊が苦手。
- パメラの父
- 亡霊を研究するためにイカーナの地に足を踏み入れた自称・高名な亡霊研究家。亡霊たちを研究した結果、亡霊を追い払うためのメロディーを開発するが、井戸の探索中に呪いによって体の半分がギブド化してしまった。パメラにより家のタンスの中に隔離して閉じ込められていた。
- 呪いはリンクの「いやしの歌」によって「ギブドのお面」となり、彼は元の姿に戻る。呪いに掛かっていた時の記憶はなく、懲りずに亡霊の研究を続けている。
- ポウマスター
- イカーナへ続く崖の上にいる謎の男。紫のローブを身につけ、常に杖のような物を手にしている。
- イカーナの幽霊小屋を仕切っており、彼と話せば、幽霊四姉妹と戦うことができる。また、光の矢入手後にイカーナ渓谷の川を上っていくと、洞窟で再会でき、中ボスたちと戦わせてくれる。自身も幽霊である。
- 前作のポウを買い取ってくれる人物と瓜二つ。
- イカーナ王国
-
- スタル・キータ
- かつて丘の上にあったイカーナ王国でイカーナ軍を指揮していた隊長。かなり巨大なガイコツ。王国で起きた戦いに敗れ屍となってイカーナの墓場で眠りについた後も部下への思いからか成仏できず、その魂を目覚めさせる者を待ち続けていた。
- イカーナの墓場を訪れてきたリンクの「目覚めのソナタ」によって眠りから目覚め、彼と戦う。敗れた後は死んでもなお自分に忠誠を誓い、この世に留まり続けている部下達に、「もう戦いは終った」と伝えて欲しいと頼み、リンクに「隊長のボウシ」を託して永遠の眠りにつく。
- フラット
- かつてイカーナ王家に仕えていた作曲家兄弟の弟。滅びた王国が復活することに反対しており、王国復活のために悪魔に魂を売った兄のシャープに閉じ込められていた。後に墓の下にやってきたリンクに解放され、彼に呪いを浄化するための歌「嵐の歌」を教える。
- 前作にも同名かつ瓜二つのキャラクターが登場している。
- シャープ
- かつてイカーナ王家に仕えていた作曲家兄弟の兄。王国復活を夢見るあまり悪魔に魂を売ってしまった。
- フラット同様、前作にも同名かつ瓜二つのキャラクターが登場している。
- イカーナ王
- 本名はイゴース・ド・イカーナで、かつてイカーナ王国を治めていた王。ロックビルの神殿に入るための手掛かりを知る唯一の人物だが、シャープ同様呪いがかけられている。忌まわしき光(太陽の光)を恐れ、イカーナ古城にて二人の側近と共にリンクに襲い掛かる。
- リンクに敗れた後に正気に戻り、ロックビルに向かうリンクに「ぬけがらのエレジー」を教える。
ダンジョン[]
タルミナの東西南北にあり、各ダンジョンのボスも仮面をかぶっている。倒すと亡骸としてその仮面が手に入るが、リンクがかぶることはできない(『時のオカリナ』の精霊石やメダルにあたる)。
前述したとおり、今作のダンジョン数は決して多くないが、その代わり各ダンジョンに到達するまでに様々なイベント・ストーリーが待ち構えており、それらをすべて攻略して初めてダンジョン到達となる。言うなれば、これらのイベントもすべてダンジョンの一部である。
- ウッドフォールの神殿 (Woodfall Temple)(南)
- 水が毒におかされていたり、デク花ジャンプを多用することから、デクナッツリンクの出番が多くなる神殿。神殿は普段は沼地の中に沈んでいるため、デクラッパによる「目覚めのソナタ」でこれを呼び起こさなければ中に入れない。内部の壁には蔦が這い、薄暗い雰囲気を醸し出す。ボスは密林仮面戦士 オドルワ。
- スノーヘッドの神殿 (Snowhead Temple)(北)
- 異常寒冷の原因となっているだけあって、内部も氷に閉ざされている。高い吹き抜けのフロアを中心として、他の部屋が周囲に点在する構造。神殿の前ではダイゴロンが猛吹雪を起こしていて、コンガによる「ゴロンのララバイ」で彼を眠らせないと中に入れない。ゴロンリンクや神殿内で手に入る炎の矢を有効に使う必要がある。ボスは仮面機械獣 ゴート。
- グレートベイの神殿 (Great Bay Temple)(西)
- 半ば水没しているダンジョン。神殿の前には竜神雲というあらゆるものを巻き上げる雲が発生しており、ギターによる「潮騒のボサノバ」で目覚めさせた亀に乗らなければ、中に入れない。神殿内部には水路とパイプが縦横無尽に張り巡らされており、一部の水路はゾーラリンクでも抗えないほど強い勢いで水が流れている。バルブを操作し、水の流れを変えて進むことが必要となる。ゾーラリンクの出番が多い。ボスは巨大仮面魚 グヨーグ。
- ロックビルの神殿 (Rock Vale Temple)(東)
- 難攻不落のロックビルの最上に位置する。光に反応する仕掛けが数多く、ミラーシールドや、神殿内で手に入る光の矢を駆使して進んでいくことになる。後半はダンジョンそのものを上下逆さまにし(天地逆転)、再度探索していくことになる。過去に登場したしかけも多数用意されている。ボスは大型仮面虫 ツインモルド。
- 沼、海のクモ館
- 攻略するのがエンディングを迎える為の必須条件ではないが、中にいる黄金のスタルチュラを30匹倒すと、沼のクモ館では「まことのお面」が、海のクモ館では1日目に30匹倒すと200ルピーまで持てるようになる「大人のサイフ」か、500ルピーまで持てるようになる「巨人のサイフ」、2日目に全て倒した場合は50ルピー、3日目全て倒した場合は20ルピーが手に入る。
モンスター[]
主な敵[]
- チュチュ
- ゼリー状のモンスター。緑・赤・黄・青の色4種が存在するが、性能的な違いはない。そのうち緑・赤・黄の3種はそれぞれ魔法のツボ・ハート・矢を体内に持ち、倒すと吐き出す。青だけは何も飲み込んでいない水の塊である。青を氷の矢で撃つと一定時間の間、氷のブロックに変化する。また、ゴロンパンチやボディプレスでは弾いてしまうため倒せない。放っておくと復活する。
- デクババ
- 植物型モンスター。特徴は前作と同じ。今作では、ミニサイズのミニババや、茎を切ると独立して襲ってくる水棲のバイオデクババも登場する。
- スタルチュラ
- 天井から降りてくる巨大な蜘蛛型モンスター。背部がドクロ形の固い甲殻に覆われている。前作と違い、フックショットでは表裏どちらを狙っても倒せない。
- 大スタルチュラ
- スタルチュラの大型版で、それ以外はほとんど変わらない。
- スタルウォール
- 登ることができる壁に張り付いている蜘蛛型モンスター。
- 黄金のスタルチュラ
- 金色に輝く蜘蛛。前作とは違い、クモ館の中にしか存在しない。前作同様倒すとしるしを残す。唯一Z注目が出来ない。
- オクタロック
- タコ型のモンスター。水の中から石を飛ばして攻撃してくる。氷の矢で足場にすることもできる。
- ダイオクタ
- 大きなタコのモンスター。今作では中ボスでは無く、沼地の通路を阻んでいる。不用意に近づくと吸い込まれてダメージを受け続ける。ボートクルーズ再開後、ボートに乗って行くと倒せる。また、矢やフックショットでも倒すことが出来る。ウッドフォールの神殿をクリアすることでも消える。
- キース
- コウモリ型モンスター。体当たりで攻撃する。火がつくとファイアキースになり、フリザドの息が触れるとアイスキースになる。
- ファイアキース
- 炎を纏ったキースで、触れると燃え上がり、燃焼ダメージを受ける。炎が消えるとキースになる。
- アイスキース
- 冷気(青い炎)を纏ったキースで、触れると氷漬けにされた上でダメージを受け続ける。
- バッド・バット
- 平原や沼地に出没するコウモリ型モンスター。木の上に群がっていて、頭上から襲ってくる。
- 青バブル
- 青い火を纏ったバブル。触れると呪われてしまい、1分間剣を使えなくなる(大妖精の剣は使用可能。また、嵐の歌を吹くと即座に呪いが解ける)。火をまとっている間はほとんど攻撃が効かない。倒しても倒してもすぐに別の個体が現れる為、全滅させることができない。また、光の矢で倒すと50ルピーを落とす。
- 赤バブル
- 炎を纏ったバブル。溶岩の中から一瞬だけ飛び出してくる。
- ウルフォス、ホワイトウルフォス
- オオカミ型のモンスターで移動中はほとんどの攻撃をふせぐ。ウルフォスはウッドフォールや春が来た山里に、ホワイトウルフォスはスノーヘッドに出没。また、両者とも石コロのお面を見破る。
- グエー
- 上空から襲ってくるかカラスのようなモンスター。「グゲゲッ」と鳴きながら飛んでいる。
- ピーハット
- 平原の落とし穴に1匹だけ存在する。特徴は前作と同様。
- ドラゴンフライ
- 主にウッドフォールに生息するトンボ型モンスター。空中でホバリングしながら電気を帯びた尾を叩き付けてくる。
- ヒップループ
- リンクを発見すると突進してくる虫型モンスター。突進は盾で防御できる。ロックビルでは、仮面をつけた個体が登場する。
- オコリナッツ
- ウッドフォール地方のみに出現する赤いデクナッツ。デクの実を吐いて攻撃する。
- ジャイアントビー
- ハチのモンスター。天井にぶら下がったハチの巣を落とすとたまに出現する。
- クロボー
- 暗い地帯に密集しているモンスター。闇に紛れて襲ってくる。
- シロボー
- 雪山に住むクロボーの色違い。雪の中に紛れて攻撃してくる。
- スナッパー
- 頑丈な甲羅を持った亀型モンスター。甲羅への攻撃を受け付けない。
- ドドンゴ
- 昼の平原の北側に現れる恐竜型モンスター。炎を吐いてくる。弱点の尾を攻撃されると尾を振って反撃してくる。大きさによって耐久力が違い、倒すと高額のルピーを落とす。前作にも登場。
- 青テクタイト
- 飛び跳ねて近づいてくる虫のようなモンスター。雪山やグレートベイの神殿に出没し、雪山では雪の積もった地面に隠れている。前作にも登場。
- イーノー
- 雪山にあらわれる雪の体を持つモンスター。雪球を投げてくる。サイズは2種類あり、大きい方にダメージを与えると3体に分裂する。また、大きいサイズは近づくと冷気を吐き付けてきて、触れると氷漬けにされてしまう。
- フリザド
- 氷像のモンスター。冷たい息に触れると防御していても氷漬けにされ、ダメージを受け続ける。リーチが非常に長いものが多く、氷漬けにされている間に無敵時間は消えてしまうため、時間差で複数から吹きかけられると身動きできないままダメージを受け続けてしまう。火に弱い。
- リーバ
- グレートベイの砂地の地面から現れる軟体モンスター。動きが素早い。
- ライクライク
- 粘液のような液体をまとった筒型の軟体生物。口を大きく伸ばしてきて、触れると丸呑みにされてしまい一定時間ほおばられた後吐き出される。ノーマルリンクの場合は勇者の盾も奪われてしまう。また、吐き出される際は大きく吹き飛ばされる。夜のグレートベイに出現するものは前作の3倍程の大きさを持ち、非常にリーチが長い。前作とは違い、口を伸ばされない限り飲み込まれることはない。
- スカルギョ
- 骨魚。広い海底の中で突然出てくるため反応しにくい。デスプレコの周りに群がっていることもあり、そのタイプはデスプレコを倒せばまとめて消える。
- デスプレコ
- スカルギョよりも大きい骨魚。こちらを見つけると海底に引きずり下ろしてくる習性がある。
- シェルブレード
- 水中を飛び跳ねながら近づいてきて、棘のついた体で突っ込んでくる二枚貝型モンスター。
- ディープパイソン
- トンガリ岩に生息する巨大なウミヘビ。こちらが横穴にはいると猛スピードで体を伸ばして飲み込んできて、持続的にライフを奪い続ける。耐久力は少ない。
- デキシーハンド
- 青色の不気味な腕型モンスター。主に水中で活動しており、リンクが近づくといきなり足を鷲掴みにし、振り回して投げ飛ばす。ダメージは受けない。
- 本物のボムチュウ
- 尻尾の先が爆弾のようになっているネズミ。見つかるとこちらに向かって突撃し、自爆を仕掛ける。ボムチュウの元になったモンスターだが、あまり似ておらず、どちらかと言うとタヌキに似ている。
- ネジロン
- 岩石に顔がついたようなモンスター。全身が火薬の塊であり、下手に攻撃すると爆発してこちらも巻き込まれる。
- スタルベビー
- イカーナ王国の兵士たちの亡霊。リンクが近づくと襲ってくるが、隊長のボウシを被るとスタル・キータと勘違いし、会話もできる。
- ポウ
- ロックビルの神殿に出没するランタンを持ったゴースト。Z注目すると消える。倒した後に残る魂はビンで持ち運び可能。
- ギブド
- イカーナを徘徊するミイラ男。近付くと睨みによって動きを封じられ、触れられると背後から体にまとわりついて噛みつかれ少しずつライフを失い続ける。イカーナ渓谷ではギブド化しつつあるパメラの父を連れて行こうとオルゴールハウスの周りを取り囲んでいる。火を付けると包帯が燃えてリーデットになる。今作ではギブドのお面を使って会話ができる。井戸を探索する者たちが呪いでギブドになってしまうといわれている。
- リーデット
- 生ける屍。行動パターンや攻撃法はギブドと同様。まれに同時に複数体に噛みつかれることがあり、その場合はダメージを受ける間隔がとても短くなる。イカーナ城内、およびロックビルにいるもののみ、死者の念がこもったお面をかぶると踊りだす。これは、このリーデット達が元々は城の舞踏会に出ていた人々の成れの果てであることが要因らしい。
- ガロ
- 忍者のゴースト。学名は「ガロ・ローブ」。元々はイカーナ王国を探りに来た敵国のスパイのなれの果てらしく、生きていた頃のことが忘れられず、魂だけが活動を続けているらしい。イカーナ地方のいたるところに隠れており、ガロのお面を被らない限り出現しない。倒すと自らが得た情報を教える。
- フォールマスター
- 手の形をしたモンスター。ダンジョン内の特定の場所で突然天井から降ってきて、捕まるとダンジョンの入り口まで戻されてしまう。ダンジョンの入り口まで戻されるとハート1つのダメージを受ける。降ってくる時点で天井を見上げれば消えるが、しばらくするとまた降ってくる。倒すと必ず15ルピー以上の高額なルピーを落とす。
- フロアマスター
- 姿はフォールマスターと酷似している。通常は緑色に発光しながら、体当たりしかしてこないが、一定のダメージを与えると小さく3匹に分裂し、捕まると動きを封じられた上で少しずつライフを吸収されてしまう。体が緑色の時は攻撃を一切受け付けない。複数の分裂体に握られるとそれに伴ってダメージも増える。一度捕まれると吸収したライフを使い、もとの大きさに戻られてしまう。こちらもフォールマスター同様、高額のルピーを落とす。
- ビーモス
- リンクを発見すると、目からビームを発射する監視モンスター。
- アモス
- 石像のモンスター。リンクが近づくと小刻みにジャンプしながら襲い掛かる。倒すと暴走した跡に自爆する。中には動かないダミーもある。
- デスアモス
- 石像のモンスター。普段は空中を漂っているが、リンクが近づくと急降下して押しつぶす。胸部の模様に光の矢を当てると上下が反転し、その状態で急降下させると自滅する。
- アイゴール
- ロックビルの神殿で通路を塞ぐ一つ目のモンスター。近づくと、目を見開いて起動し殴りかかってくる。また離れすぎると、後ずさりして目を閉じてしまう。目からビームを発射するものもいる。
- タックリー
- タルミナ平原からミルクロードへ向かう道の上空に飛んでいる泥棒鳥。攻撃を受けるとルピーや矢などの消費アイテムをあたりにばら撒かれ、剣や空き瓶を奪っていくこともある。耐久力が非常に高く、戦う場合は長期戦を覚悟しなければならないが、倒すと必ず200ルピーを落とす。ちなみに奪われたアイテムは手元には戻らず、マニ屋で買い戻すことになるが、セーブをすれば戻ってくる。
- 毒花
- ウッドフォールの神殿の毒水に浮かんでいる花。乗ると丸呑みにされてしまい、歯のついた花びらで磨りつぶされる。しばらく磨りつぶされた後吐き出されるが、毒沼に向かって吐き出された場合毒沼のダメージで前進してしまい、再び毒花の上に登ってしまい再び磨りつぶされてしまうことがある。ゴロンリンクで飲み込まれるか、毒沼を浄化させることで普通の花に戻る。デクナッツリンクでなら乗ってもダメージを受けない。爆弾を食わせて倒す事ができる。
中ボス[]
- ダイナフォス
- ウッドフォールの神殿に出現する恐竜の剣士のモンスター。前作の同名モンスターと動きはほぼ同じだが、新たに炎を吐く攻撃が追加された。スノーヘッドでも雑魚敵として2体現れる。
- ゲッコー
- ウッドフォールとグレートベイの神殿に出現するオレンジ色をベースにしたカエル型モンスター。ウッドフォールではスナッパーと組み、リンクに体当たりを仕掛ける。グレートベイではマッドゼリーと組み、リンクをマッドゼリーの中に閉じ込めて攻撃を仕掛ける。正体は普通のカエルであり、倒すと元の姿に戻る。
- ウィズローブ
- スノーヘッドとロックビルの神殿に出現する魔導師のモンスター。部屋のあちこちにあるプレートから現れ、魔法を放った直後に姿を消す。ダメージが蓄積すると分身し、全てのプレートから同時に現れるが、ダメージは本体にしか与えられない。炎の魔法を使うものと氷の魔法を使うものがいる。
- ワート
- グレートベイの神殿に出現する泡に包まれた巨大な目玉のモンスター。体中に泡を纏っている。ダメージが蓄積すると泡が全て剥がれ、突進攻撃を行うようになる。
- マッドゼリー
- グレートベイの神殿に生息するスライム型のモンスター。天上にへばりついておりこちらが下を通ろうとすると落下してくるタイプと元から地上にいて触手を伸ばしてくるタイプがいる。落下してくるマッドゼリー、マッドゼリーがのばす触手に捕まるとゼリーの中に取り込まれ身動きができない状態で少しずつライフを吸収され続ける。大きさによって脱出のしやすさは異なり、大きいほど脱出しにくくなる。攻撃を一切受け付けず無敵だが、ゲッコーを倒すとマッドゼリーも消滅する。
- 幽霊四姉妹メグ・ジョオ・ベス・エイミー
- 前作では森の神殿の中ボスだった幽霊姉妹。イカーナ地方にある小屋で対戦できる。4人とも前作とほぼ同じ能力だが、ジョオ、ベスは同時に出現、さらに制限時間がついている。
- アイアンナック
- 前作にも登場した、斧を持った鎧のモンスター。最初はその場でじっとしているが、リンクが攻撃を加えると動き出す。ある程度ダメージを与えると外装が外れ、動作が素早くなる。ちなみに、初期状態でも攻撃速度が前作より早くなっている。
- ビッグポウ
- 大型のポウ。回転しながら体当たりしてくる。ポウ同様、倒した後に残る魂はビンに入れて持ち運びできる。
- ボス・ガロ
- ロックビルの神殿に出現するガロの頭領。炎を纏った剣を武器として使用し、ワープも駆使して攻撃してくる強敵。
- ゴメス
- ロックビルの神殿に出現する死神姿のモンスター。大鎌を持ち、コウモリ(バッド・バット)を無数に連れている。
ボスキャラクター[]
今作では、時間を1日目に戻すことで、何度でもボスと戦うことが可能である。また、本作のボスは全て異名及び名前に「仮面」という言葉が入っている。
- 密林仮面戦士オドルワ
- ウッドフォールの神殿のボス。巨大な剣と盾を持つ人型の魔物。普段は奇妙な掛け声を上げながら踊り、虫(ガモス、スカラベ)を呼び寄せたり、ブロックを落としたりして攻撃し、時折大ジャンプをして切りつけてくる。
- 倒すと『オドルワの亡骸(なきがら)』が手に入る。
- 仮面機械獣ゴート
- スノーヘッドの神殿のボス。人の顔をしているがヤギを模したような姿の機械の魔物。最初は氷付けになっているが、氷を溶かすと暴走し始め、ドーナツ状になっている部屋を走り回り、電撃などを放って攻撃してくる。ダメージが蓄積してくると天井から岩針を落として進行を妨げたり、爆弾を蹴りだしたりする。
- 倒すと『ゴートの亡骸』が手に入る。
- 巨大仮面魚グヨーグ
- グレートベイの神殿のボス。大型の魚の魔物。通常は水中を泳ぎまわり、時折足場に体当たりして、リンクを水中に突き落とす。水中ではその巨大な口でリンクに食らい付く攻撃をするほか、ダメージが溜まってくると大量の稚魚を吐き出してくる。
- 倒すと『グヨーグの亡骸』が手に入る。
- 大型仮面虫ツインモルド
- ロックビルの神殿のボス。非常に巨大なムカデのような姿の魔物で、赤と青の2匹で登場する。地面から現れたり潜ったりを繰り返しているだけで、特別な攻撃はしてこないが、頭などにあたるとダメージを受ける。他3体のボスと比べて非常に体が大きく、特定の仮面をつけないとダメージを与えるのが難しい。弱点は、頭と尻尾。
- 倒すと『ツインモルドの亡骸』が手に入る。
- ムジュラの仮面
- 今回の事件の元凶であり最終ボス。呪術用の仮面であったが、あまりに強力な魔力を得たために邪悪な自我が芽生えている。3つの形態を持ち、第1形態は仮面から触手を伸ばした「ムジュラの仮面」、第2形態は仮面に手足の生えた「ムジュラの化身」、第3形態は全体的に手足ががっしりと太くなり、鞭のような触手を振るう「ムジュラの魔人」、と名称が変わっていき、姿も人型に近付いていく。攻撃方法もこれに伴ってバリエーションが増えていき、第3形態では武器(鞭やトゲ付独楽)を使うようになる。
オカリナのメロディ[]
オカリナで吹いたメロディはさまざまな効果をもたらし、それを活用して冒険を進めてゆく。Cボタン群とAボタンを組み合わせてメロディを奏でる。メロディはダンジョン突入用とそれ以外とに分けることができる。
通常メロディ[]
種々の効果をもたらすメロディ。
- 時の歌 (Song of Time)
- 回想の中でゼルダから教わる。セーブして最初の朝に戻ることができるが、ルピーや爆弾などの消費アイテムはゼロになり、進行途中のイベントのフラグも一部例外を除いてリセットされる。
- 時の逆さ歌 (Inverted Song of Time)
- 時の歌を反対から演奏することで時の逆さ歌となり、時の流れが遅くなる。メロディの一覧には表示されない。
- 時の重ね歌 (Song of Double Time)
- 時の歌の最初の3音を2度繰り返すことで時の重ね歌となり、時間を半日進めることができる。メロディの一覧には表示されない。
- エポナの歌 (Epona's Song)
- ロマニーから教わる。エポナを呼び出すことができる。
- いやしの歌 (Song of Healing)
- お面屋から教わる。人の心を癒やすことができ、邪悪な呪いや死者の無念を仮面へと変え、その身に乗り移ることができるようになる。
- 大翼の歌 (Song of Soaring)
- 沼地にある石版を見て覚える。各地にあるフクロウ像の前にワープすることができる(ただし、事前に「証」をつけておく必要がある)。また、ダンジョンの入口に戻ることもできる。
- 嵐の歌 (Song of Storms)
- イカーナ地方の墓場で音楽家のフラットから教わる。雨を降らせることができ、邪悪な呪いを祓うことも可能。前作でリンク自身が習得した歌なので、覚えた際には「嵐の歌を思い出した」と表示される。
- 録音案山子の歌 (Scarecrow's Song)
- 自分で自由に作ることができる。ある手順を踏んだのち、特定の場所でカカシを呼び寄せることができるようになる。セーブをする度に作り直さなければならない。
- 半分だけの子守唄 (Lullabye Intro)
- 雪山で氷付けになっている長老から教わる。「ゴロンのララバイ」の最後の2音がないもので、「ゴロンのララバイ」を完成させるために必要。なお、「ゴロンのララバイ」が完成するとこのメロディは吹けなくなる。
ダンジョン用メロディ[]
ダンジョンに入るために必要なメロディ。東西南北で1曲ずつ教わることになるが、「誓いの号令」は最初のダンジョンをクリアした際巨人から教わる。
- 目覚めのソナタ (Sonata of Awakening)
- デクナッツの城に捕らえられたサルから教わる。様々なものを目覚めさせることができる。
- ゴロンのララバイ (Goron Lullabye)
- 「半分だけの子守唄」を長老の息子に聞かせることで完成する。ゴロンたちを眠らせることができる。
- 潮騒のボサノバ (New Wave Bossa Nova)
- グレートベイでタマゴをすべて孵化させると覚えられる。グレートベイの何処かに居る巨大な亀を呼び出す。ギターでなければ、覚えられない。
- ぬけがらのエレジー (Elegy of Emptiness)
- イカーナの古城でイカーナ王から教わる。スイッチ用の重しとして利用できる、自分の抜け殻を生み出す。通常のリンクとそれぞれの仮面の状態で作れるため、計4つ作れる。同じ状態のものを2つ作ると先に作ったものが消える。
- 誓いの号令 (Oath to Order)
- ウッドフォールの神殿クリア後、異空間で巨人から教わる。最期の夜に4人の巨人を呼び覚ますためのメロディ。
スタッフ[]
各種評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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本作は任天堂内で「多重構造ディレクター制」[12]と呼ばれる構造を採用しており、多数のディレクターが存在する。青沼英二は全体の統括と町以外のフィールド全体を担当し、小泉歓晃は町の中にいる人のリアルな生活を描いたという。小泉歓晃は「(人生の)三十何年かで見てきたことを、すべて放り込みましたよ」とインタビューの中で語っている[12]。
- ゲームシステムディレクター
- 青沼英二
- 小泉歓晃
- スクリプトディレクター
- 高野充浩
- プログラムディレクター
- 岩脇敏夫
- アートディレクター
- 今村孝矢
- シネマシーンディレクター
- 河越巧
- ダンジョンディレクター
- 臼井健太
- メモリーマネージメントディレクター
- 山田洋一
- プロデューサー
- 宮本茂
- 音楽
- 近藤浩治(メインコンポーサー)
- 峰岸透(戦闘曲を担当)
コミカライズ[]
- 『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』(姫川明・2001年)
脚注[]
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- ↑ Reiner, Andrew (November 2000). "The Legend of Zelda: Majora's Mask review". Game Informer (91): 136.
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- ↑ [1]
- ↑ 12.0 12.1 [2]
関連項目[]
- 任天堂
- 宮本茂
- 青沼英二
外部リンク[]
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no:The Legend of Zelda: Majora's Mask
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