ゼルダの伝説 Wiki
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ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス
The Legend of Zelda: Twilight Princess
ジャンル アクションアドベンチャー
対応機種 Wii
ニンテンドーゲームキューブ
開発元 任天堂
発売元 任天堂
人数 1人
メディア Wii: Wii用12cm光ディスク
GC: ニンテンドーゲームキューブ用8cm光ディスク
発売日 Wii:
アメリカ合衆国の旗 2006年11月19日
日本の旗 2006年12月2日
オーストラリアの旗 2006年12月7日
欧州連合の旗 2006年12月8日
韓国の旗 2009年8月27日
GC:
日本の旗 2006年12月2日
アメリカ合衆国の旗 2006年12月12日
オーストラリアの旗 2006年12月12日
欧州連合の旗 2006年12月15日
韓国の旗 2009年8月27日
価格 日本の旗 :6,800円(税込
対象年齢 CEROB(12才以上対象)[Wii][GC]
ESRB:T(Teen)[Wii][GC]
PEGI:12+[Wii][GC]
OFLC:M(Mature 15+)[Wii][GC]
USK:12才以上対象[Wii][GC]
GRB:12-[Wii][GC]
コンテンツアイコン 日本の旗 犯罪
欧州連合の旗 暴力
アメリカ合衆国の旗 Animated Blood, Fantasy Violence, Mild Language
デバイス Wii: ヌンチャク対応
売上本数 日本の旗 Wii:約59万本
日本の旗 GC:約4万本
アメリカ合衆国の旗 Wii:約300万本
アメリカ合衆国の旗 GC:113万本
欧州連合の旗 Wii:約190万本
欧州連合の旗GC:約39万本
世界 約705万本(Wii,GC合計)
その他 GC: 任天堂オンライン限定販売
  

ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』(ゼルダのでんせつ トワイライトプリンセス、英題:The Legend of Zelda: Twilight Princess)は、任天堂開発・発売のWiiニンテンドーゲームキューブ専用ゲームソフト。略称は「トワプリ」。

概要[]

ゼルダの伝説シリーズ発売20周年記念作。2002年にニンテンドーゲームキューブ(以下GC)で発売された『風のタクト』とは打って変わって、世界がリアルな雰囲気に構成された作品。また、製作側もリアルリンクの最初の作品である『時のオカリナ』を「超える作品」を目標として製作された[1]。日本のゲームキューブ版については、日本としては事実上最後の作品となった。また、Wii版との混同を避ける為、オンライン限定発売となっている。

全世界での累計販売本数は約802万本で現時点でゼルダシリーズ最高売り上げを記録している。

ゲーム業界大手の1UP.com、CVG、EGM、Game Informer、GamesRadar、IGNやアメリカの有力新聞のワシントン・ポストなどでシリーズ最高傑作と評された[2][3][4][5][6][7][8]。またX-Play、Game Trailers、1UP、Electronic Gaming Monthly、Spacey Awards、Game Informer、GameSpyをはじめとする多数の機関で最優秀賞であるGame of the Yearを獲得するなど、数々の賞を受賞した。

また、Wiiチャンネル『みんなのニンテンドーチャンネル』内の「みんなのおすすめ」では、シルバーランクを獲得している。

本作の目玉として、Wiiリモコンを生かした新しい操作性などが挙げられる。

次回作『スカイウォードソード』ではさらにその操作性を推し進めている。

開発と発売[]

評価
総計レビュー
評価者 点数
GameRankings Wii: 94%[9]
GC: 95%[10]
Metacritic Wii: 95%[11]
GC: 96%[12]
ゲームレビュー
評価者 点数
1UP.com Wii:A+[13]
GC: A+[14]
Electronic Gaming
Monthly
Wii: 30/30[15]
Game Informer 10/10 [16]
GamePro Wii: ★★★★★[17]
GameSpot Wii: 8.8/10[18]
GC: 8.9/10[19]
GameSpy Wii: ★★★★★[20]
GameTrailers Wii: 9.7/10[21]
IGN Wii: 9.5/10[22]
GC: 9.5/10[23]
Nintendo Power Wii: 9.5/10[24]
GC: 9.5/10[25]
X-Play Wii: テンプレート:Rating[26]
週刊ファミ通 38(9,10,9,10)/40[27]

2000年8月24日のゲームキューブ発表会の時に本作のプロトタイプのゼルダを見せた。

4年後の2004年のE3で正式に発表し、会場からは拍手喝采を浴びた(詳しくは、「その他」の項を参照)。翌年の2005年度のE3では大賞である、Best of Showを受賞している。

2005年のE3で『The Legend of Zelda: Twilight Princess』というタイトルが任天堂から発表されてから、直訳であり正式名称ではない「ゼルダの伝説 黄昏の姫君」が通称として知れ渡るようになっていた。

2006年9月14日幕張メッセで行われた「Wii Preview」にて、正式名称『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』が発表された。

Wii版は先行発売された北米で発売から8日間で約45万本を売り上げテンプレート:要出典、これは本体購入者数の実に8割近くにあたる数字で、依然北米では業界を代表するキラータイトルになった。日本では発売2日で約14万本、欧州でも発売2日で約24万本を売り上げテンプレート:要出典、ローンチタイトルとして大きな役割を果たした。GC版は北米ではWii版から遅れること約1ヶ月後に店頭販売され、Wii版には及ばないものの売り上げチャートの上位にランクイン(初月売上約50万本を記録)するなど好調な売り上げを記録した。また発売直後にWiiを買った人の4人に1人はトワイライトプリンセスを買っているとして最も売れたゲームとしてギネスブックに掲載された。現在のところ、GC版とWii版を合わせて全世界での累計販売本数は約802万本で現時点でゼルダシリーズ最高売り上げを記録している[28]。当初はGCでのみ発売を予定していたが、後にWiiでも発売されることとなった(後述)。なおシリーズ中で、新ハードのローンチタイトルとしての発売は、日本ではファミリーコンピュータ ディスクシステムと同時発売だった、初代『ゼルダの伝説』以来から20年振りであり、海外では初である[29]。また、2つのハードでのマルチ販売は初めてとなる。日本では2つのバージョンが店頭に並ぶことによるユーザーの混乱を防ぐためとして、GC版はオンライン限定販売となった。

また、本作はCEROレーティング「12才以上対象」(新区分の「B」)であり、これは本シリーズでは初となる(「その他」の項を参照)。

2008年5月1日には、本作のポリゴンなどを再利用したガンシューティングゲーム、『リンクのボウガントレーニング』が発売された。このゲームは「全年齢対象(A)」である。

ストーリー[]

テンプレート:不十分なあらすじ トアル村に暮らす牧童のリンクは、ある日、村で唯一の剣士モイにハイラル城に献上品を届ける大役に推薦される。次の日、イタズラ好きのサルを追いかけていった村の少年タロが魔物に捕まってしまったことを知ったリンクは、愛馬エポナに乗り魔物を倒してタロとサルを救出することに成功するが、その時にエポナに怪我をさせてしまう。 さらに次の日、ハイラル城に献上品を届けに行く直前に幼馴染の少女イリアにエポナに怪我をさせたことをひどく怒られてしまう。イリアに謝りに泉へ行くと突然魔物に襲われ、イリアと村の子供達がさらわれてしまう。イリア達を助けるために魔物を追いかけていったリンクはトワイライトと呼ばれる世界へ足を踏み入れた事で狼に変身してしまい、そのまま気を失う。目覚めた時には、どこかの牢屋に幽閉されていた。すると目の前に「ミドナ」と名乗る魔物が現れる。 ミドナは「会わせたい人がいる」と言ってリンクを牢から出し、階を上がっていく。屋根まできたところで兵士の魂の言葉からそこがハイラル城であることが明かされる。 屋根を伝い塔に入った所にいたのはハイラル王女ゼルダ姫だった。

世界設定[]

本作の時代設定は『時のオカリナ』でガノンドロフを倒した後に、リンクが戻った7年前の時代(『時のオカリナ』のエンディング)から百数年後の世界という設定である。そのため、『時のオカリナ』のエンディングで現代に戻った少年リンクが少女ゼルダ姫と共にガノンドロフの野望を未然に防いでおり、(砂漠の処刑場でその顛末が語られる)『トワイライトプリンセス』の世界には「時の勇者」の伝説は存在しない。同じく『時のオカリナ』の続編と位置づけられる『風のタクト』とはパラレルワールドの関係となっている(『時のオカリナ』のエンディングにおいて、時間軸の分岐が発生して並行世界が生じているため)[30]。 大人リンクがガノンドロフを封印した直後の世界の数百年後が『風のタクト』、その世界にいた大人ゼルダの力によりリンクが元の時代に戻ってから百数年後が『トワイライトプリンセス』となり、時代系列上で見れば『ムジュラの仮面』の後の話ともなる[30]

シリーズ内における新要素[]

本作品で従来作品から改良・変更されている点を以下に挙げる。

Wiiリモコン
Wiiと同時発売ということもあって、Wiiリモコンとヌンチャクの機能を活用した操作方法が取り入れられている。初発表時は、Bボタンで剣を振るようになっていた。しかし体験版をプレイした人のほとんどが、剣を振る際に思わずリモコンを振ってしまっていたため、Wiiリモコンのモーションセンサーに対応させることとなった。
Wiiリモコンを振ると剣を振り、射撃はWiiリモコンのポインティング機能を活用するなど一体感を重視している。ヌンチャクを振ることでとっさに回転斬りを放つことができ、Wiiリモコンとヌンチャクは軽く振るだけで良いなど、実際にゲームをプレイする際の操作性にも配慮しており一体感との両立が図られている。
また、Wii版ではシリーズお馴染みの謎解き音や、剣を振ったり矢を放ったりした時の効果音はWiiリモコンの内蔵スピーカーから出力される。
コントローラが従来とは根本的に考え方が異なるものに変更されたのに伴い操作体系も変更された。
その結果、リンクの利き腕が左から右手に変更されている。右手でWiiリモコンを振った際、リンクが左手で剣を振ることに違和感がある事と、プレイヤーに操作キャラであるリンクとの一体感をより楽しんでもらおうという開発側の配慮に寄るものである。ただし設定上ではリンクの利き腕は左利きのままとされているため、Wii版は他のグラフィックも左右反転になっており、GC版のミラーモードといえるものとなっている。
騎馬戦
『時のオカリナ』で登場した乗馬であるが、乗馬における戦闘、騎馬戦での行動が大幅に増えている。また、それを利用したイベントもいくつか存在する。剣を振る・アイテムを使うなどの大抵のアクションが乗馬中にも行えるようになった。反面、乗馬中にもしっかりとダメージを受け、さらに振り落とされることもある。
魔法
本作では基本的にリンクが魔法を使用しないため、魔法ゲージは存在しない(ただアイテムの特殊効果を利用して仕掛けを動かせる場合はある)。そのため、新たな魔法の習得や魔法ゲージの増加などを担当していた大妖精は、別の形で登場する。
剣動作
走り続けながら剣を振れるようになるなど、前作などと比べ操作に細かい改良が加えられた。
回転斬り
Wii版はヌンチャクの回転方向に対応して回転斬りを行う。
GC版は従来と同じく、Bボタンを長押しするかコントロールスティックを回転させてから攻撃することで回転斬りを行う。従来までは一度剣を振ってから溜め動作に入ったが、本作ではすぐに溜め動作に入るようになり、剣を振り始めるタイミングがBボタンを放した時に変更された。
Z (L) 注目
以前まではマニュアルで盾を構えたが、本作では注目した時に自動的に盾を構えるようになった。
飛び道具を使う敵に対しては基本的に隣接するまで注目できなくなった。そのため、素早く接近して倒すか、自力で狙いながら飛び道具で応戦する必要があるが、接近できない場所に居ることも多い。
獣リンク
主人公のリンクはトワイライト(後述)に入ると、強制的に狼に変身してしまい、特定のイベントをクリアするまで自力では元に戻れなくなる。「マスターソード」を入手した後は狼、人への変身が任意でいつでも行えるようになる(ただし、人がいないか人に見られていない場所に限る)。
狼の姿では脚力に優れ、深い砂地や深い雪原を安全に移動できるほか、跳躍によって狭い足場を次々に伝って移動する事が出来る。また狼の鋭敏な感覚を発揮する「センス」の能力により、魂となった存在を目視したり、覚えた匂いを追跡することができる。しかし手を使用するアクションは行えないため、各種アイテムは使えず、一部のドアを開けることもできない(影の宮殿などの縦にスライド式の扉は、ミドナがオレンジの髪の毛を手のように使って開けてくれる場合がある)。代わりに、柔らかい箇所の地面を掘り進んでくぐることができる。人間とは会話する事はおろか、多くの場合こちらを怖がって逃げ出したり、警戒して攻撃をしてくるなどの反応を示すが、そのかわり動物達の言葉が解る(ただし、喰う喰われるの関係にあるからか、山羊は逃げるため話せない)ようになる。攻撃手段は噛み付きが主となる他、ミドナの魔法によるサポートを得られる。また同じくミドナの力を借りる事で、影の使者を倒した後に残る「ポータル」を利用してワープできる(ワープをするときはダンジョン内など一部では使用は不可)。
ミドナの話によると狼とは影の世界における神の使いのような存在であり、影の世界に危機が訪れると現れるとされている。
大乱闘スマッシュブラザーズX』では、獣リンクのフィギュアを見ることができる。

用語集[]

トワイライト
ザントが影の結晶により光を奪った領域(元は光の世界の一部)で、光の世界では遠くから見ると金色の雲が領域内を覆っている様に見える。
光の世界の生物は影の者の力を借りない限り外から立ち入ることが出来ず、内部では影の存在以外の生物は魂だけの存在となる。しかしリンクだけは、この領域に入ると魂になるのではなく、獣(狼)になるが、その領域の光を取り戻さない限り元の姿に戻ることはできない(脱出することは「ポータル」を使うことで可能)。
ハイラル
ゼルダシリーズお馴染みの神々が住んでいるという大地。本作でも舞台となる。また、絶景ポイントも健在しており、太陽は東の山から昇り、夕日はハイラル城をバックに沈むなどの細かい演出がなされていた。
影の結晶石
光の精霊達が「黒き力」と呼んでいる石で、かつて聖地を魔力で治めようとした者達の魔力が封じ込められており、光の世界の生物が触れると異形の化け物と化す。
ミドナが元々持っていた物も含めると全部で4つの欠片に分かれており、ザントによって本来の力を奪われたミドナは、この力でザントに対抗しようとしていた。
ミドナが三つの結晶石を使うと蜘蛛のような異形の化け物の姿になるが、ガノンドロフが作り出したハイラル城の結界を破ったり、ゼルダ姫に憑依したガノンを彼女の体から追い出したりと、凄まじい力を見せている。
陰りの鏡
神々が光と影の世界を結ぶ鍵として用意した鏡で、砂漠の処刑場に安置されている。
影の世界がザントに完全に支配されてからは影の世界の者の力を持ってしても自由に行き来ができなくなった今、影の世界に行く唯一の方法でもある。だがミドナたちが影の世界に来ることを防ごうとしたザントによって、4つの破片に分かれてしまっている。
影の結晶石と同様に影の魔力が宿っているため、光の世界の生物が触れると異形の化け物と化す。
影の世界の一族の選ばれた長にしか完全に破壊できない。選ばれた長ではないザントには4つの破片にすることしかできなかった。
破片の在処は、鏡の間に1つ、雪山の奥に1つ、古の森に1つ、そして天空に1つずつある。
影の世界
ミドナや影の住人達が暮らす、リンクやゼルダ姫達が住む光の世界と対となっている世界。かつて聖地を魔力により治めようとした者達が、光の精霊達により魔力を結晶石に封じられた後に、神によって追放された場所であり、ミドナを含む影の住人達はその者達の末裔である。
ただ、普段は黄昏時の光のように輝く穏やかで平和な世界で、民も温厚な者たちが多い。トワイライトはそもそもこの影の世界の領域を広げるためにザントが作り出したものであり、影の世界とトワイライトの領域の性質はほぼ似通っている。

登場人物[]

ゼルダの伝説 トワイライトプリンセスの登場キャラクター一覧」を参照

[]

雑魚敵[]

ボコブリン
本作で最もオーソドックスな敵の1つ。棍棒やナタを手にしたモンスター。ゲーム開始直後から最終ダンジョンまでいたる所に現れる。色は、赤と青があるが、能力の差は、ほとんどない。
ブルブリン
キングブルブリンの手下。武器は棍棒や弓矢など様々。ちなみに撃ってくる矢は基本的に火矢なので、木の盾で防ぐと燃えてしまう。
また、ブルボーという猪に乗っていることも多い。ブルボーはリンクが奪って騎乗することができる。
デクババ
食虫植物型モンスター。普通の草と同じように地面から生えているタイプと天井から生えているタイプがおり、どちらともリンクを見つけると噛みつくと同時に自由を奪い、持続的にダメージを与え続けてくる。特に後者の場合、何も抵抗しなかったときの攻撃力は後半のボスの攻撃力にも劣らないほどのダメージである。
ヘビババ
体色に赤みを帯びている以外デクババとは容姿が変わらないが、こちらは茎を切られてもそのまま茎から離脱してこちらを追ってくる。
デクレシア
巨大な花のモンスター。近づいても攻撃されないが、上から落ちると飲み込まれてしまう。バクダンを飲み込ませることで倒せる。
ババレシア
デクババとデクレシアの要素を併せ持つ大型のモンスター。頭を倒すと、本体の花が開くのでデクレシアと同じ方法で止めをさせる。
カーゴロック
小型の翼竜のようなモンスター。上空からリンクをしつこく追い回し、攻撃してくる。
スモモチャンのミニゲームでも使用される。
キース
蝙蝠のモンスター。普段は天井に張り付いているが、近づくと襲い掛かってくる。
亜種として、炎に包まれたファイヤーキースと冷気を帯びたアイスキースが存在する。
グエー
カラスのモンスター。群れで出現し、リンクに目がけて突っ込んでくる。全滅させると大量のルピーを落とす。
グース
ネズミのモンスター。暗い場所に潜み、近づくと飛び掛かってくる。
亜種として、幽霊と化したポゥグースが存在し、こちらは攻撃をしてこないが、リンクの体に張り付いて動きを鈍くする。霊体であるため、センスを使わないと見えない。
スタルチュラ
体の部分に髑髏の模様がある大型と、そうでない小型の二種類が存在する。天井からぶらさがって待ち伏せしており、大型は足でこちらの攻撃を防ぎながら噛みついてくる。
制作中のムービーでは、後者が糸をリンクの全身に巻き付け、顔に向かって足を絡ませ続け、ライフを奪う攻撃を行っていた。
スタルウォール
ツタのある壁に張り付いている小さな蜘蛛。登ろうとするリンクを攻撃してくる。
ハジケラ
床に潜っているムカデ。リンクが上に乗ると突き飛ばそうとする。
タマケラ
ハイラル平原を走り回る二本脚の丸い虫のようなモンスター。近づくと爆弾を撒いてくる。倒すと釣りエサとして使えるミミズを落とす。
チュチュ 
スライムのようなモンスター。いくつかの色のものが存在し、倒すとゼリーが出てきてビンに入れることができる。ゼリーを使用したときの効果は色によって異なる。
なお、今作では『風のタクト』のように調合してもらう必要は無く、入手すればそのまま使えるようになった。また、合体して大きくなることもあり、黄色と青のチュチュが合体することで通常では出てこない緑のチュチュが出たりする。
チュチュケラ
スライム型モンスター・シェルゼリーの中にいるモンスター。
クローショットでシェルゼリーから引き出すか、爆弾矢で攻撃することで倒せる。
爆弾虫
丸っこい胴体をした昆虫。攻撃されると体を丸め、しばらくすると爆発する。巣穴に棲んでおり、そこから顔を出すだけであまり積極的な攻撃を仕掛けてくることはない。爆発するという特性を逆手に取り、謎解きに利用する場面もある。
マグポールタドポール
マグポールは溶岩、タドポールは水中から現れるモンスターで、両者ともに石を吐いて攻撃してくる(他の作品のオクタロックの特徴を受け継いでいる)。
テクタイト
ぴょんぴょん跳ね回るアメンボのようなモンスター。赤と青の2種類が存在するが、ボコブリンと同様に能力の差はない。
バリ
電気クラゲのモンスター。近づくと放電し、触れると感電してダメージを受ける。体内の核のような物体が弱点。
シェルブレード
二枚貝のモンスター。噛みついて攻撃してくる。貝柱が弱点。
爆弾魚
丸い体をした魚。爆弾虫と同様、攻撃されると爆弾になるので、謎解きに利用できる場合もある。また、釣り竿で釣り上げることで水中爆弾を入手できる。
スカル魚
骨だけの魚のモンスター。リンクを見つけると噛み付いてくる。釣竿で釣ることができるが、ウキ釣り日誌には記録されない。
スタルフォス
骸骨剣士のモンスター。爆弾もしくはチェーンハンマーで完全に粉砕しないと復活する。
スタルベビー
スタルフォスやリンクより体が小さい骸骨のモンスター。集団で現れる。単体では一撃で倒せるほど弱い。
スタルハウンド
骸骨犬。地中から出現し、『時のオカリナ』のウルフォスを彷彿とさせる。
ポゥフィー
各地に出現するカンテラを持った小型の幽霊。手にした鎌を振り回して攻撃してくる。主に夜に出現し、センスを使わなくてもカンテラだけ見えるが、ダメージを与えることができない。倒すと「ゴーストの魂」が手に入る。
ポゥ
砂漠の処刑場に4体出現するカンテラを持った幽霊。ポウフィーと違って人型をしており、カンテラを振り回して攻撃してくる。倒すとポウフィーと同様に「ゴーストの魂」が手に入る。
トーチスラグ
燃え盛るナメクジ型のモンスター。普段は天井に張り付いているが、リンクが近づくと落下してくる。
ドドンゴ
口から炎を吐く黒い皮膚を持つ巨大なトカゲ。『時のオカリナ』と違い、倒しても爆発はしない。
ビーモス
回転する頭部を持つ柱のようなモンスター。リンクの姿を捉えると頭部の赤いコアから熱線を照射して攻撃してくるが、このコアが弱点。
赤と白の二種類が存在し、それぞれ外観が異なるが、能力の差はない。
モルドワーム
ゲルド砂漠に生息する怪虫。砂の中を泳ぎ回りながら飛び出して噛みついてくるが、砂から出ると無防備になる。
毒ムイ
集団で現れる黒い小型昆虫。まとわりつかれると動きが鈍くなる。カンテラの火が苦手。
ギブド
大剣を持っているミイラ。こちらを見つけると恐ろしい声を張り上げ行動を封じ、ゆっくり近寄ってきて高威力の大剣を振り下ろす。
バブル
羽の生えたドクロのモンスター。近づくと動き出し、不規則に飛びながら体当たりしてくる。
亜種として、炎をまとったファイヤーバブル、冷気をまとったアイスバブルが存在する。
ヒップループ
甲羅を着けたネズミ。 正面からの攻撃は通じない。剥がした甲羅は重りになる。
デグヒップ
巨大なヒップループ。ヒップループと違って甲羅を剥がすことが出来ない。
リザルフォス
二足歩行のトカゲ型モンスター。剣と盾で武装している。時の神殿ではドクロの仮面をつけたリザルフォスも登場するが、外見以外の違いは無い。
ダイナフォス
リザルフォスの亜種。こちらは鎧を身に纏っている。ダウン状態からの復帰が早く、「とどめ」を決めるのがほぼ不可能。
ホワイトウルフォス
スノーピークに生息する白い狼。雪の中から現れてリンクに飛び掛かってくる。
フリザド
氷像のモンスター。近づくと氷の息を吐いて氷漬けにする。倒すと数体のミニフリザドに分裂する。
ミニフリザド
小さな氷塊のモンスター。触れると氷漬けになる。
フリザフォス
氷の騎士。氷の槍を生成して攻撃してくる。落下した氷柱から変化する個体もいる。
ゴーマ
時の神殿に出現する中型、及び小型の蜘蛛。小型のものは幼生。
アモス
時の神殿に出現する石像のモンスター。近づくと動きだし、手にした斧で攻撃してくる。背中のコアが弱点で、倒すと死に際に暴走する。
ペラプロの実
空中に浮遊する植物。クローショットでつかまることによって移動手段として利用可能。
影の魔物
影の使者A
影の世界からの刺客。顔らしきものはあるが目・口・鼻などは無く、不気味な姿をしている。「ポータル」を通って異次元から召喚され、ハイラルを襲撃する。
戦闘では複数で登場し、それらをすべて倒すまではその場を離れることはできない。また、仲間が倒されて最後の1匹になると雄叫びを上げて仲間を蘇生させる能力を持っている。そのため完全に倒すには二体以上を同時に倒す必要がある。
その正体はザントの力で魔物に変えられた影の世界の住人。影の使者に襲われた者も影の使者になってしまうという。
影の使者B
トワイライトに存在するブルブリンに似た特徴を持つ魔物。
影の生物
影の世界に生息する生物。ゲームでは、キースに似た飛行タイプ、小型の虫のようなタイプ、デクババに似た植物タイプの三種類が確認される。
影の怪鳥
影の世界の巨鳥。影の使者と同じく顔の輪郭が不定形で、目も嘴も無い異質な様相をしている。
トワイライト領域でタカ笛を吹くと登場し、笛を吹いた者の命令に忠実に従う。
影の蟲
ハイラルの光の源である「光の雫」がトワイライトの魔力に取り憑かれ、魔物と化したもの。基本的にセンスを使わなければ姿が見えない。各地方に16匹いる影の蟲を全て倒せば、トワイライトに侵食された土地に光を取り戻すことができる。飛行する蟲や、地面にもぐる厄介な蟲もある。
影の巨大蟲
ラネール地方で、光の雫を15個集めると最後の一匹としてハイリア湖に出現する巨大な影の蟲。巨体を活かした体当たりで攻撃してくる。
ザントアイ
影の宮殿に出現するザントの兜を模した魔物。口から光弾を放つ。
スフィアマスター
影の宮殿に安置されている「ソル」を守る、巨大な手の魔物。

中ボス[]

各ダンジョンの中ほどに登場し、ダンジョンアイテムを守っている特別に強い敵を中ボスと呼ぶことにする。

ウーク (Ook)
森に棲むボスザルで、「森の神殿」の中ボス。影の力に飲み込まれて理性を失い、仲間のサルやリンクを攻撃しようとする。
影の力を宿した疾風のブーメランを自在に操って戦う。攻撃力は高くないが優れた移動能力を持っており、素早く距離を取ってブーメランを投げてくる。
影の力を取り払ってやると、ババラントとの戦いに加勢してくれるようになる。勝つと「疾風のブーメラン」を入手できる。
ダンゴロス (Dangross)
「ゴロン鉱山」の中ボス。鎧を身に纏った屈強なゴロン。ゴロン一族の宝と言い伝えられる弓矢を守っている。
その高い防御力と体の重さで攻撃を寄せ付けない。戦闘時には、体を丸めて高速で転がるという破壊力のある技を使う。戦いに勝つと「勇者の弓」を入手できる。
デグトード (Deku Toad)
「湖底の神殿」の中ボス。ジメジメした場所を好む巨大なカエルの魔物。神殿の天井にへばりついて生活する。
巨大な体を活かした天井からの落下攻撃を得意とする。また背中に背負った数多の幼生デグトード達も戦闘に参加する。弱点は舌。倒すと「クローショット」を入手できる。
ゴベラの剣 (Sword Of Gobela)
「砂漠の処刑場」の中ボス。地下深くに封印されていた邪悪な剣。素早い動きで侵入者に斬りかかる。
一見、剣がひとりでに動いているように見えるが、剣を操る正体は悪魔のような姿をした幽霊「ベリアント」である。しかし人間の目では正体を見破ることはできない。倒すと「スピナー」を入手できる。
ハンマーナック (Hammerknuckle)
「雪山の廃墟」の中ボス。巨大なハンマーを豪快に振り回す、重鋼装の兵士。
破壊力抜群のハンマーを体の周りに振り回しながら移動するのでうかつに近寄れない。さらに鋼鉄の鎧を纏っていて防御も高いが、尻尾が無防備であるため背後からの攻撃には弱い。バトルフィールドが狭く、戦いにくい原因のひとつとなっている。倒すと「チェーンハンマー」を落とす。
タートナック (Tartknuckle)
「時の神殿」の中ボス。盾と鎧を身に着けた剣の達人。その剣技は攻防共に秀でており、リンクの連続攻撃を全て一本の剣で受け止めるという離れ業も見られる。
重装の際は巨大な大剣を振るい、装甲を失った後はこれを投げ捨て、小回りの利く長剣に持ち替えて戦う。倒すと「コピーロッド」を入手できる。
ハイラル城・大妖精の洞窟でも一般の敵として登場する。
ガーナイル (Garnaile)
「天空都市」の中ボス。背中の羽で空を飛ぶ翼竜の剣士。空中を飛び回って敵を翻弄し、そこから急降下して素早く攻撃を打ち込む。なお同タイプの雑魚敵として「リザルナーグ」も存在する。
倒すともう一つの「クローショット」を入手して「クローショット」が「ダブルクローショット」になる。
ファントムザント (Phantom Zant)
「影の宮殿」の中ボス。ザントの作り出した実体のないホログラム。トワイライト領域を作る黒い霧が集まってできている。戦闘では異空間から影の魔物を召喚して戦わせる。
一方、ファントムザント本体は、瞬間移動を繰り返したり離れた場所からエネルギー弾を撃つなど、遠距離戦を得意としている。倒すと「ソル」を入手できる。
キングブルブリン (King Bulblin)
ハイラルを荒らし回るブルブリンの親玉で、イリアをさらった張本人。「強いものに従う」というのがポリシーで、ガノンドロフに味方している。
ハイラル平原や砂漠のキャラバンなどで度々遭遇し、「ハイラル城」でも中ボスとして登場する。人間の言葉をしゃべれる数少ないモンスター。
戦闘では凄まじい怪力を発揮し、大斧を振り回して豪快に戦い、角笛でポータルを作ることもできる。移動時は巨大な猪豚・キングブルボーに乗る。

ボス[]

本作のボスはほとんどが異名に「覚醒」という言葉が入っている。

覚醒寄生種 ババラント(かくせいきせいしゅ - )(Babarant)
「森の神殿」のボスで、神殿の植物が影の結晶石の黒き力によって怪物と化したもの。毒の沼の中に生え、大木から栄養を吸い取りながら生活し、巨大な触手の噛み付き攻撃や毒液噴射など、植物らしからぬダイナミックな攻撃を仕掛ける。倒すと「影の結晶石」を入手できる。
覚醒火炎獣 マグドフレイモス(かくせいかえんじゅう - ) (Magdoflamoth)
「ゴロン鉱山」のボスで、ゴロンの族長ダルボスが影の結晶石に触れた結果、炎の怪物へと変貌した姿。体を覆う赤黒い炎はいかなる攻撃も寄せ付けず、戦闘時にはパンチや衝撃波など力強い技を使うため、その力の強さ故にゴロン族の長老によって鉱山の奥深くに封印されていた。また、光る額の目に強い魔力を持っている。倒すと「影の結晶石」を入手できる。
覚醒多触類 オクタイール(かくせいたしょくるい - ) (Octaeel)
「湖底の神殿」のボスで、影の結晶石の黒き力によって湖の生物が変異した姿。攻撃方法は前半は触手での巻き付き、後半は吸い込み攻撃を中心としたものである。また、無顎類など単純な下等生物がモチーフとなっているゼルダシリーズでは珍しい完全な水中戦で回復が殆ど出来ない上、体長がとてつもなく長い上に水中の移動速度が速いため、張り付いて戦うのは容易ではない。倒すと「影の結晶石」を入手できる。
蘇生古代獣 ハーラ・ジガント(そせいこだいじゅう - ) (Hahra Zigant)
「砂漠の処刑場」のボスで、ザントが古代獣の骨に影の力を与えて復活させたもの。巨大な蟻地獄の底に陣取り、獲物をおびき寄せる他、骨だけではあるが、強力な魔力を持っており、火の玉を吐いたり、亡霊を召喚して戦わせたりすることができる。また、後半になると、ステージががらりと変わり、首だけで飛び回りながら攻撃してくる。
覚醒大氷塊 フリザーニャ(かくせいだいひょうかい - ) (Freezernya)
「雪山の廃墟」のボスで、獣人の妻マトーニャが鏡の魔力に冒されて変貌した姿。前半戦では地上で高速回転し、後半戦では空中から氷柱を落として攻撃するが、氷塊は凄まじい硬度を誇り、並の武器では傷一つ付かない。また、中心にはマトーニャを乗せており、周囲には多くの氷柱を従え、本体を守っているが、こちらが有利になった時にBGMの曲調が変わるのはどのボスも同じだが、彼女自身のボス戦はその部分がストリングのような楽器で演奏される。倒すと「陰りの鏡」を入手できる。
覚醒甲殻眼 シェルドゴーマ(かくせいこうかくがん - ) (Shelled Gohma)
「時の神殿」のボスで、ゴーマが鏡の魔力によって巨体になった姿。背中に巨大な眼を持っており、ここから炎の光線を撃つことができる他、天井に張り付いてたくさんの卵を産み落とす攻撃方法は『時のオカリナ』に登場した『甲殻寄生獣ゴーマ』に良く似ている。また、極めて防御力が高く、やはり並の武器では致命傷は与えられず、見た目にはかなり大きな虫のようだが、正体は「ゴーマアイ」という目玉模様の小さな蜘蛛である。倒すと「陰りの鏡」を入手できる。
覚醒炎翼竜 ナルドブレア(かくせいえんよくりゅう - )(Nardobrear)
「天空都市」のボスで、天空都市を荒らしていた竜が鏡の魔力によって凶暴化し、暴走したもの。炎を吹いて攻撃、突風を巻き起こしたりとスケールの大きい攻撃をしてくる他、甲冑を身に纏っているため防御力は高い。また、後半戦では甲冑を脱ぎ去って身軽になり、バトルフィールドの空高くまで飛び上がる。倒すと「陰りの鏡」を入手できる。
僣王 ザント (Zant)
「影の宮殿」のボスで、強力な魔力を持っている影の世界の者。いろいろな幻想を見せ、過去のボスや中ボスとの対戦を応用した戦い方を求められる他、戦闘中は回転斬りをして目を回したり、猿の物真似をしたりするなど、見た目に反して動きはコミカルで、最後には二刀流で戦う姿も見られ、その剣技はただ暴れて振り回しているに過ぎないが、力はあるため威力は高い。
大魔王 ガノンドロフ (Ganondorf)
「ハイラル城」のボスで、今作のラスボスである力のトライフォースと強力な魔力を持つゲルド族出身の砂漠の王。ゼルダに乗り移って戦ったり、魔獣ガノンに変身したりと多彩な形態を見せる他、ザントと同じく最後には剣を抜いて戦うが、その実力はかなりのもので、身を翻して斬撃をかわす、剣でリンクの攻撃を押し返す、肘打ちで防御を崩す、回転切りを使う、などといった達人技を披露する。

アイテム[]

ポーズ中に装備するもの[]

木刀 (Wooden Sword)
リンクが所有する木刀。物語の序盤でタロに譲ることになる。
トアルの剣 (Ordon Sword)
モイがハイラル王家への献上品として鍛えた剣。結局献上される事なく、リンクの手に渡る。ガノンドロフやザントには全く効かない。
マスターソード (Master Sword)
退魔の力を秘めた剣。大昔、六賢者によって作られた。リンクはこれを手にする事で、その退魔の力によってザントの呪いを取り除き、人間の姿を取り戻した。
また、影の世界では「ソル」の力を得て刃から光を発するようになり、影の宮殿などにある「影」を振り払うことも可能になる。
勇者の服
かつて、ハイラル王国の危機を救った勇者が着ていたという緑色の服。今作では、鎖帷子を下に着たやや濃い緑色の服。
物語序盤において、フィローネ地方の光を取り戻したことで、精霊フィローネの復活と同時にリンクは人間の姿へと戻り、この古の勇者の衣を授けられた。また、『スマブラX』では、色換えで(デザインはそのままの)赤や青、黄色の服にもチェンジできる。
ゾーラの服
亡きキングゾーラが勇者のために作った服。息が水中で続くようになり、水泳による移動が強化されるが、炎や氷に極端に弱くなる(通常ダメージの10倍)。余談だが、ゲーム中ではある人物にその異質なデザイン性を疑われる。
マジックアーマー (Magic Armor)
ルピーを魔力の源にして一切の攻撃を防ぐ鎧。元は城下町にある「セレブショップ」の商品だったが、その店がなくなった後、あるサブイベントをクリアすると行くことが出来る「マロマート城下町店」で販売される。装備している間は常にルピーを消費し続け、ダメージを受けるとそのダメージ量に応じて更に多くのルピーを消費する。ルピーが全て無くなると色が変わり、ただ重いだけの鎧になってしまう。この服を着た状態でエポナに乗っている時に、ルピーが切れると重さに耐え切れず、振り落とされてしまう。
ルピーが切れた状態だと、アイアンブーツと同じく水に沈むためにも使用できるが、当然タイムリミットが表示される。
木の盾(トアルの盾など)
各地で模様が違う。木でできているため矢が刺さる。火矢などが刺さった状態で構えたままでいると焼失してしまう。トアルの盾は一度燃えてしまうと二度と入手できない。
ハイリアの盾 (Hylian Shield)
鉄で出来ているため矢も刺さらず、燃えて無くなる事もない。『ムジュラの仮面』に登場する勇者の盾に外見が酷似している。

Bボタン、十字ボタン(上を除く)で装備するもの[]

カンテラ (Lantern)
周囲を照らしたり、たいまつに火を灯したり、何かを燃やしたりすることが出来る。使うには燃料の油または黄チュチュゼリーが必要。
疾風のブーメラン (Gale Boomerang)
風の精霊が宿ったブーメランで、従来シリーズ定番のブーメラン効果に加え、投げると竜巻を起こすことができる。また、照準をロックすることで軌道を自在にコントロールできる。『風のタクト』でのブーメラン同様最大5箇所までロックオンでき、ロックオン地点は任意で指定可能となった。敵に対して使用した場合、基本的にダメージは与えられず、旋風や竜巻による副次効果しか得られない。ちなみにこのアイテムとチェーンハンマーは、中ボスが使用したものを戦闘後に回収するという形で入手する。
パチンコ (Slingshot)
弾を飛ばして敵に長距離攻撃ができる。
勇者の弓 (Hero's Bow)
かつての勇者が使ったと言う伝説がある弓。ゴロン族が守り続けていた。矢を放つことができ、爆弾やホークアイと合成可能。あるミニゲームをクリアすると、収納できる矢の数が増える。
クローショット・ダブルクローショット (Clawshot・Double Clawshot)
木や足場など引っ掛かる場所をポイントして撃つとその位置まで引っ張ってくれる。遠くのアイテムを引き寄せる事もできる。クローショットは先端の形状が鉤爪であるため、従来のフックショットと違い、対象物に刺すのではなく、掴む事で効果を発揮する。金網などに引っ掛けられるようになった一方、「木材で出来たもの(宝箱、木箱、木の杭、木で出来た燭台)」には弾かれてしまうようになった。だが、木でできたタルなどは当てると壊れる。また、ゲーム後半のダンジョンにもうひとつのクローショットがあり、それを入手すると両手装備の「ダブルクローショット」となる。片方のクローショットを何かに引っかけたまま、その状態で別のポイントへクローショットを撃つ事が可能。ただし、ツタに捕まると使えなくなる。
アイアンブーツ (Iron Boots)
鉄製の靴。非常に重く、硬いスイッチを押したり、水中で水底を歩いたり、突風に吹き飛ばされなくなったりするが、動きは極端に遅くなる。ゴロン族の体当たりを受け止めたり相撲をしたりするには必須のアイテム。今作では磁力に引かれるという効果も追加された。『風のタクト』同様、ボタンアイテムになっている。
爆弾 (Bomb)
ヒビの入った壁や岩などを壊せる、シリーズお馴染みのアイテム。投げる際のモーションが多少変更され、よりリアルなものになった。持ち方も基本的には従来通り、真上に両手で爆弾を抱え上げるが、走る時には肩に抱えるといった細かい変更も加えられた。
水中爆弾 (Water Bomb)
爆弾を特殊な皮で包んだ、水中でも使える爆弾。水陸両用だが、普通の爆弾に比べ持てる数が若干少ない。威力は同じ。
ポケット爆弾虫 (Bombling)
足のついた自走する爆弾。用途はこれまでのボムチュウと同様だが、ボムチュウとは違い、壁にぶつかると登らず爆発する。マロマートにおける商品説明によれば、実際には虫型爆弾と言うよりは爆発する習性を持つ虫である模様。
ほかの2種類の爆弾と違い、通常のゲーム攻略における必須アイテムではない。
釣り竿 (Fishing Rod)
コリン手作りのウキ釣り用釣り竿。釣りエサなしでも釣ることが出来るが、エサを付ける事により更に多くの種類の魚が釣れる。物語の途中で釣り針が「珊瑚の耳飾り」に変えられ、ニオイマスが釣れるようになる。
空きビン (Empty Bottle)
シリーズ定番のアイテム。各種クスリやカンテラ油、妖精を入れる事が出来る多用途容器。釣りエサも入れられる。前作と同じく、ガノンの光弾も撥ね返せる。
ホークアイ (Hawkeye)
望遠鏡の効果。弓矢と組み合わせることで望遠鏡を覗いた状態のまま弓を射る事が出来るようになり、これによって長距離からの狙撃が容易になる。
スピナー (Spinner)
巨大なコマのような古代の乗り物。地面から浮上するため、流砂や氷といった床からの影響を受けずに移動できる。また、壁に付いたレールをつたって移動したり、歯車を回したりもできる。一定時間が経つと動きが止まり、強制的にしまわれる(レールについているときは、永遠に止まらない)。
チェーンハンマー (Ball and Chain)
チェーンにつながった鉄球。頭上で振り回し、敵や障害物に投げつけて使用する。その破壊力は大砲に匹敵し、壊せるオブジェクト(鎧、巨大な氷、家具、ヒビの入った床や壁)は文字通り粉砕できる。ただし攻撃時の隙も極端に大きく、また抱えた状態では移動速度が大幅に低下してしまう。
なお、岩も破壊することが出来るため、爆弾の代用品にもなる。また持って歩くだけで盾を構えるのと同じ効果があり、弓矢などの攻撃を防げる。
コピーロッド (Dominion Rod)
天空都市からの使者が持つという杖。振りかざす事で光弾を飛ばす事が出来る。この光弾には攻撃力はないが、これを特定の彫像に当てると、リンクの動きに同調するようになる。時の神殿内部の過去の空間に安置されていたものであるため、外の世界に持ち出された際には、その力を失ってしまう。そのため再び使えるようにするにはあるイベントをクリアする必要がある。
おばちゃん・おばちゃんの息子 (Ooccoo and Ooccoo Jr.)
ダンジョンで使用する事で入り口まで転送してもらえる。もう一度使用すると前回使用した地点に転送される。キャラクターとしての詳細は天空都市の人たちを参照。

空きビンに入れるもの[]

まずいスープ・紫チュチュゼリー
ハート1つ回復・1つダメージ・ハート全回復・ハート4分の1を残してダメージのいずれかの効果がランダムに出る。このスープはキコルの料理。
作りかけのスープ
ハート2つ回復。ドサンコフがマトーニャのために作っているスープ。
普通のスープ
ハート4つ回復。「作りかけのスープ」にトアルカボチャを入れるとできる。
赤いクスリ・赤チュチュゼリー・極上のスープ
ハート8つ回復。「極上のスープ」は「普通のスープ」にトアルチーズを入れると完成する。なお、スープ系のものは鍋から何度でもすくえる。
青いクスリ・青チュチュゼリー
ハート全回復。
大妖精の雫・レアチュチュゼリー
ハートが全回復し攻撃力が2倍になる。一定時間経つか、ダメージを受けると効果が切れる。マジックアーマーを着用していても同様。
カンテラの油・黄チュチュゼリー
カンテラの燃料。
ミルク
ミルク。トアル村の雑貨屋での説明によるとトアル山羊のものであるようだ。ハート3つ回復。2回飲める。
妖精
力尽きたときにハート8つまで復活させてくれる。妖精が入ったビンを使用することでも回復可。
はちのこ
釣りのエサ。買うか蜂の巣にビンを使い入手可能。飲むとハート回復。一つのビンに最大10匹入る。
ミミズ
釣りのエサ。あるモンスターを倒しても出てくる。
温泉水
ゴロンの里やカカリコ村で入出可能。使用すると青いクスリ(青チュチュゼリー)と同じ効果(ハート全回復)が得られる。ただ、冷めてしまうと水になる。
ただの水。ハイラル各地にある池や川、水といえるものは何でもすくえてしまう。回復としては何の役にも立たないが、小さいトアルカボチャを成長させることができる。ちなみにこのアイテムだけ入手時の音楽が流れない。

ダンジョン紹介[]

  1. 森の神殿 (Forest temple)
    フィローネの森の奧に存在。サル達を助けつつ、その力を借りて攻略していく。ツタや回転する橋など、植物と風の性質を利用した仕掛けが登場する。1階層しかないが、最初のダンジョンにしては本格的な造りとなっている。
    ボス:覚醒寄生種 ババラント
  2. ゴロン鉱山 (Goron Mines)
    デスマウンテンのゴロン族の鉱山。マグマを回避しつつ、鉱石の磁力を利用してゴロンの長老達から族長を封印した鍵をもらうことが目的。2006年度E3、2006年度Nintendo World(Wii体験会)におけるベースダンジョンでもある。
    ボス:覚醒火炎獣 マグドフレイモス
  3. 湖底の神殿 (Lakebed Temple)
    ハイリア湖底にある。廊下や回転する階段を利用して、上手く水流を誘導しながら先に進む。上手に水を流して水位を変える思考力、記憶力、観察力が問われる面があり『時のオカリナ』の「水の神殿」と似ているところがある。謎解きはもちろん神殿自体が6階層に及ぶ広大な面積を持ち、体力の高い敵も登場するので難易度は高い。
    ボス:覚醒多触類 オクタイール
  4. 砂漠の処刑場 (Arbiter's Grounds)
    各地方から離れた砂漠の地に築かれている。影の世界へと通じる「陰りの鏡」があり、終盤のシナリオに大きく関わるダンジョン。獣になったり人間に戻ったりして仕掛けを解く。前半は『時のオカリナ』の森の神殿のようにゴーストが奪った火を集め、後半は古代人の残した道具を使って進んでいく。流砂に足を取られたり、幽霊や虫に取りつかれて移動速度が落ちたりして思うように行動できない。
    ボス:蘇生古代獣 ハーラ・ジガント
  5. 雪山の廃墟 (Snowpeak Ruins)
    北の果てスノーピークにある洋館。ここを住処としている獣人の言葉を元に捜索する。氷の壁が行く手を阻み、中庭は完全に雪原と化している。廃墟に現れる体が氷で覆われた防御力の高い敵は、特別な装備がないと倒すのは困難。
    ボス:覚醒大氷塊 フリザーニャ
  6. 時の神殿 (Temple of Time)
    森の最奥に隠された聖域から行くことが出来る。現代では廃墟と化しているため、まだ神殿として形を保っていた過去の世界へと行く必要がある。1階から8階まで8階層にも及ぶ高い塔のような構造。行程はほぼ一本道であり、前半は塔の頂上を目指して登り、後半はある道具を活用し、古代の像を操って来た道を引き返す。棘のついた棒や電気の柵など機械的な仕掛けが多い。BGMは神殿入り口では『時のオカリナ』の「時の神殿」、ダンジョン部では「デクの樹サマの中」のBGMのアレンジが使われている。
    ボス:覚醒甲殻眼 シェルドゴーマ
  7. 天空都市 (City in the Sky)
    天空に存在する都市で、そのままダンジョンにもなっている。吹き荒れる風に逆らい、時には利用する発想力が求められる。建物が古く床が抜けているところが多いため、空中戦が主となる。ゲーム序盤に手に入るアイテムの需要が高く、特にクローショットとアイアンブーツを多用する。このダンジョンでは最初からおばちゃんが仲間になっている。面積、部屋数とも他のダンジョンとは比べ物にならないほどの規模で、またダンジョンの構造もあらゆるフロアが8階層にわたって点在するという非常に複雑なものであるため、攻略にはかなりの時間が必要。単純な部屋数・面積で考えれば、3Dゼルダ作品のダンジョンの中でもトップクラスの広さ。
    ボス:覚醒炎翼竜 ナルドブレア
  8. 影の宮殿 (Palace of Twilight)
    影の世界の宮殿。前半は光球ソルを入り口まで運び、後半は影の力を光の剣で切り裂いて進む。ダンジョンの規模は他の物に比べ小さい。ただし宮殿内ほぼ全ての扉に鍵がかけてあるので、部屋数が少ない割に攻略は困難。トワイライト領域を創る闇と光を利用した仕掛けが登場する。
    ボス:僣王 ザント
  9. ハイラル城 (Hyrule Castle)
    最後のダンジョン。ゼルダ姫を救うために王座の間を目指して進む。影の宮殿同様、規模は小さい。タートナックなど過去の中ボスも多数登場する。BGMは『神々のトライフォース』におけるハイラル城内のBGMのアレンジが使われている。
    ボス:大魔王 ガノンドロフ

奥義[]

本作には剣を使った7種の必殺技が登場している。これらの技はゲーム内では「奥義」と呼ばれて体系化されている。奥義はかつての勇者である骸骨剣士から教わることで1つずつ使えるようになっていく。技の中には今作初登場のものもあるが、『風のタクト』や『ふしぎのぼうし』などから移植されたものも多い。奥義は次の7種類であるが、シナリオ上必ず覚える事になる「とどめ」以外は覚えなくてもゲームの進行に影響は無い。

とどめ
一時的にダウンしている敵に、文字通りとどめを刺す奥義。大きくジャンプした後、剣を下に向けて垂直に落下し、敵を完全に葬り去る。地面を這っている小型の敵にも使用できる。威力はあるが素早い敵に対しては当たりにくい。攻撃が外れると剣が床に刺さり、一定時間行動不能となる。『風のタクト』の「特殊攻撃(マグテイルとフロアマスターにのみに使用する攻撃)」や『リンクの冒険』『ふしぎのぼうし』などに登場した剣技「下突き」のリメイク。
盾アタック
盾で敵を打ち据え、防御を崩す奥義。炎の矢などの飛び道具を跳ね返すこともできる。本作オリジナルの技である。
背面斬り
素早い横回転で敵の背後を取って斬り付ける奥義。鎧や盾で前面からの攻撃を防御している敵に有効。攻撃の際は回転斬りの要領で斬るため、周囲の敵もまとめて攻撃できる。『風のタクト』の「特殊攻撃(横)」のリメイク。なお、読み方は「はいめんぎり」ではなく「そともぎり」である。
兜割り
盾アタックで怯んだ敵に対し、大きく跳躍してその勢いで回転しつつ、敵の頭を斬り付ける奥義。攻撃後は相手に背を向けた状態で着地するため、やや隙の大きい技。『風のタクト』の「特殊攻撃(上)」のリメイク。
居合い
納刀したまま敵に接近し、一瞬の隙をついて素早く抜剣、袈裟懸けに斬りかかる奥義。技の性質上、相手の防御の大半は無効化できる。ただし、注目状態では使えないため狙いが定めにくく、盾を構える事も出来ない。本作オリジナルの技である。
大ジャンプ斬り
回転斬りのようにパワーを溜めて放つ奥義。敵や床に当たると剣から衝撃波が出て、広い範囲を攻撃することができる。ただし、衝撃波より剣を直接当てた方が威力は高い。本作オリジナルの技である。
大回転斬り
大きく回転しながら剣を振るい、衝撃波を放ちながら全方向の敵を斬り払う奥義。衝撃波によって普通の回転斬りよりも攻撃範囲が広く、威力も高くなっている。ただし、体力が全快している状態でしか発動できない。『神々のトライフォース(GBA版)』『時のオカリナ』『ムジュラの仮面』『風のタクト』にも同名の技があるが、全くの別物である(『時のオカリナ』『ムジュラの仮面』は魔力を削って放ち、『風のタクト』では同じく魔力を使用して回転しながら高速で滑って突進する技だった)。

受賞[]

Spike TV Video Game Awards

  • Critic's Choice Video Game Award[31]

X-Play

  • Game of the Year
  • Best Action Adventure Game[32]

GameTrailers

  • Game of the Year 2006[33]
  • Best Action Adventure Game[34]

1UP

  • Game of the Year 2006
  • Best Adventure Game

Electronic Gaming Monthly

  • Game of the Year 2006
  • Best Level Design
  • Best Battle System

The 2007 Interactive Entertainment Association of Australia Awards

  • IEAA Nintendo Game of the Year
  • Best Selling Role Playing Game[35]

The 2007 Game Developers Choice Awards

Spacey Awards

  • Best Game of 2006[37]

|

Game Informer

  • Game of the Year 2006
  • the Game of the Month in the January 2007[38]

GameSpy

  • Game of the Year
  • Console Game of the Year[39]

Nintendo Power Awards 2006

  • Game of the year
  • Readers Pick Game of the year
  • Game of the Year (Wii)
  • Readers Pick Game of the Year (Wii)
  • Game of the year (Gamecube)
  • Readers Pick Game of the year (Gamecube)
  • Best Graphics
  • Readers Pick Best Graphics
  • Readers Pick Best Music
  • Best Adventure
  • Readers Pick Best Adventure
  • Readers Pick Best New Character (Midna)
  • Best Story/Writing
  • Readers Pick Best Story/Writing[40]

|

Game Freaks 365 Game of the Year Awards 2006

  • Overall Game of The Year

VGcore 2006 Game of the Year Awards

  • Game of the Year
  • Nintendo Wii Game of the Year
  • GameCube Game of the Year[41]

Fort Wayne Reader The 2006 Console Game of the Year

  • Overall Game of the Year
  • Nintendo Wii Game of the Year[42]

Rumor Reporter The games of the year

  • Overall Game Of The Year
  • Wii Game Of The Year
  • Gamecube Game Of The Year[43]

The 4cr Game of the Year Awards

  • Game of the Year[44]

Metacritic The Best Videogames of 2006

  • Best Wii Game
  • Best GameCube Game[45]

スタッフ[]

ディレクターは『時のオカリナ』、『ムジュラの仮面』、『風のタクト』に続き青沼英二が担当、プロデューサーは宮本茂が担当した。音楽は『ムジュラの仮面』以来作曲・サウンドに関わってきた峰岸透が初のメインコンポーサーを勤めた。

開発チームは、最終的には任天堂の中でも最大規模に近い、100人強という人数となった。

  • ディレクター
    • 青沼英二
  • サブディレクター
    • 宮永真
    • 山田洋一
    • 池松真一
    • 今井大二
    • 北川幸治
    • 四方宏昌
    • 冨永健太郎
  • プロデューサー
    • 宮本茂
  • プログラムディレクター
    • 岩脇敏夫
    • 森田和明
  • メインキャラクターデザイン、イラストレーション
    • 中野祐輔
  • 音楽
    • 峰岸透(メインコンポーザー)
    • 太田あすか
    • 近藤浩治
    • 横田真人("TEASER MUSIC ORCHESTRATION" MUSIC)
    • 大島ミチル(一部の曲の編曲)
  • エグゼクティブプロデューサー
    • 岩田聡

発売ハードについて[]

本作は当初、GCのみで発売される予定であったが、GCの市場が衰退してきていたため、発売を延期しGC版と同時にWii版も発売されることになった。なお、本作以外で発売予定だったGCタイトルは全てWiiに移行になり[46]、日本版の本作がGC最後のタイトルとなった。

Wii版・GC版との相違点[]

2つのバージョンの違いは主に以下の通りである。

  • Wii版はWiiリモコンとヌンチャクを使用。GC版はGCのコントローラを使用。
  • Wii版では、妖精が画面上に飛び回り、リモコンのカーソル役を務めてくれる。名前はナビィポインタという(『時のオカリナ』のナビィとは関係ない)。
  • Wii版のみ画面サイズが4:3だけでなく、16:9のワイドサイズにも対応した(本体設定によるもの)。
  • Wii版は店頭販売されたが、GC版はオンライン販売のみである。店頭で中古販売されていることがある(前述。日本版のみ)。
  • ボタン数や操作方法の違いから、片方のバージョンにしかできない操作がいくつかある(例として、Wii版ではアイテムを合計4つまでセットできるが、GC版では2種類までしかセットできないなどである)。
  • ラスボスではあるガノンドロフの攻撃パターンがWii版と違ってGC版は一部省略されている(容量的にGCのディスクに入らなかったためやGCの処理能力に配慮したためだと言う説がある)。

そして最大の違いは、Wii版とGC版は鏡面世界(ミラーワールド)となっており、マップやダンジョンが全て反転した状態となっていることである。本来、主人公リンクは元々左利きの設定(前作及び商品パッケージの表紙など)となっているが、Wii版はキャラクターに連動してWiiリモコンを右手で操作するため表示されるキャラクターの動きとの操作感が違い、体感ゲームとしての質を大幅に損なうものであった。

なお、フィールドマップの地形の配置はGC版が『時のオカリナ』の地形配置を継承しており、公式イラストでもリンクが左利きでミドナの仮面の欠け方もGC版とイラストが同一なため、本来はGC版がオリジナル版であったと推測される。また、ガノンドロフとリンクのトライフォースの位置もWii版では『時のオカリナ』と左右逆になっている。

このため、「従来通りの左利きであるGC版の方がオリジナルではないか?」との意見もあるが、宮本はWii版がオリジナルであると発言している。

ちなみに、アメリカの大手ゲームサイトであるIGNではこれに対し、"Diehard Nintendo fans were surprised to see that in the Wii version of The Legend of Zelda: Twilight Princess, franchise hero Link no longer wields a sword in his left hand."(意訳すると「頑固な任天堂ファンはリンクの利き手の変化に驚いた」)と述べた[47]

その他[]

CERO:B(12才以上対象)について
本作はゼルダの伝説シリーズとしては初めてCEROのレーティングがB(12才以上対象)に区分されており、コンテンツディスクリプターアイコンは「犯罪」となっている。理由は、ゲーム内において露店からこっそり商品を持ち出すこと(いわゆる万引き)が可能な場面、およびコリンがキングブルブリンにより棒の先につるし上げられるイベントシーンの2点が、「犯罪」コンテンツに該当すると判断されたため。

このレーティング区分を受け、学年誌で連載され、原作ゲームにも影響を与えた姫川明によるゼルダの伝説シリーズのコミカライズは、今作は行われなかった

オクタロック
シリーズ皆勤賞で有名であったオクタロックだが、今作では登場しない(関係は不明だが、「オクタイール」という似た名前のボスキャラは登場する。また、石を吐いてきて、それを跳ね返して倒すというオクタロックの特徴は、タドポールとマグポールに受け継がれている)。
シーク
本作には開発当初シークの登場が予定されており、専用のデザインも作られたが、最終的にこれが実現する事はなかった。このデザインは後に『大乱闘スマッシュブラザーズX』で採用され、プレイヤーキャラクターの一体として登場した。
『風のタクト2』
元々、アニメ調のグラフィックによる『風のタクト』の続編、『風のタクト2(仮称)』が発売されると公式な発表がなされていた。しかしその後電撃的に実写的なグラフィックによる"リアルゼルダ"のトレーラーが発表され、『風のタクト2』の企画がこの新作に発展したことが明かされた(この新作が『トワイライトプリンセス』である)。しかし任天堂はアニメ調のグラフィックを放棄した訳では無く、後にDSの『夢幻の砂時計』などに引き継がれていく事となる。

攻略本[]

  • 任天堂公式ガイドブック ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス ISBN 978-4-09-106352-6 - 小学館(発売日:2007年2月3日)
  • ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス パーフェクトガイド ISBN 978-4-7577-3390-9 - エンターブレイン(発売日:2007年2月2日)
  • Nintendo DREAM 任天堂ゲーム攻略本 ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス ISBN 978-4-8399-2294-8 - 毎日コミュニケーションズ(発売日:2007年1月31日)
  • ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス ザ・コンプリートガイド ISBN 978-4-8402-3772-7 - 角川グループパブリッシング(発売日:2007年1月31日)

脚注[]

  1. ニンドリドットコム~青沼英二さんロングインタビュー~
  2. テンプレート:Cite web
  3. テンプレート:Cite web
  4. テンプレート:Cite journal
  5. テンプレート:Cite web
  6. テンプレート:Cite web
  7. テンプレート:Cite web
  8. テンプレート:Cite web
  9. テンプレート:Cite web
  10. テンプレート:Cite web
  11. テンプレート:Cite web
  12. テンプレート:Cite web
  13. テンプレート:Cite web
  14. テンプレート:Cite web
  15. The Legend of Zelda: Twilight Princess review Electronic Gaming Monthly 211: 56–58(2007-01)Jeremy Parish
  16. テンプレート:Cite web
  17. テンプレート:Cite web
  18. テンプレート:Cite web
  19. テンプレート:Cite web
  20. テンプレート:Cite web
  21. テンプレート:Cite web
  22. テンプレート:Cite web
  23. テンプレート:Cite web
  24. Hoffman, Chris (January 2007). "The Strongest Link". Nintendo Power 211: 98–99.
  25. Sinfield, George (February 2007). "The Best for Last". Nintendo Power 212: 95.
  26. テンプレート:Cite web
  27. ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス (9 / 10 / 9 / 10) 2006-11-24 ファミ通(エンターブレイン)
  28. [1] [2]
  29. ただしファミリーコンピュータ ディスクシステムはファミリーコンピュータの周辺機器である為、事実上全世界で完全新種の本体と同時発売をするのは初となる。
  30. 30.0 30.1 ニンドリドットコム〜青沼英二さんロングインタビュー〜『平和が戻ったハイラルから百数年後の世界』
  31. テンプレート:Cite web
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  46. 『スーパーペーパーマリオ』、『ドンキーコング たるジェットレース』、『アイシールド21』など
  47. IGN: Miyamoto Talks Righty Link

関連項目[]

外部リンク[]


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